一年の終わりに衝撃のサプライズ

劇団にひき

2020年01月11日 12:06

年末の激務が嘘のように爽やかな朝。

これからスタートする5日間は

誰に後ろ指を指される事もなく(普段からないけれど)

何の制約もなく純粋にキャンプだけを楽しむ

年越しの5日間







今年も年越しに選んだ場所は

『フォレストパークあだたら』

うっかり予約が遅れたのと、日程が二転三転したせいで

ドラマティックなキャンセル待ちとなった。

予約が確定したのは今年も出発前日という行き当たりバッタリ

今年も忙しなかった11月12月のご褒美確定の瞬間の

妻のドヤ顔が印象的だった。







良く晴れた道中、安達太良連峰が綺麗に見渡せる場所を

わざわざ選び雲の状況を下調べ。

山頂には雲がかかっているものの

風もなさそうで概ね良好なコンディション

キャンプモチベーションはこうして上がって行く。







管理棟にてチェックイン、ここ数年

すっかり顔馴染みとなっているお姉さんの笑顔の出迎えだった。

これがいつものフォレストパークの良さ。

フレンドリーでいてホスピタリティに溢れた接客は

これまで足を運んだどのキャンプ場よりも抜きん出て

素晴らしいといつも思うし感心する。

この瞬間から好感と共に始まるのがフォレストパークキャンプである。







1時過ぎのチェックインから

みっちりと時間をかけ設営が始まった。

シャギーラグを敷き詰めたテント内には

例年通りコタツを配備

10月辺りからこのキャンプの計画を立て始め







装備の確認を繰り返し行い、特に今年は

2019/10/29

2019/11/16

まで購入し

何度もシミュレーションを繰り返しこの日に備えてきたもの。

設営が完了してもブラッシュアップし続け

完全なる状態でお正月を迎えることができるのは

大晦日二日前のチェックインだからこそ

年越しキャンプへの思い入れをとことん注入できる

なんて幸福なことだろう。







すっかり日は傾き東の林間に差しかかった頃

ようやく設営完了となった。

実に3時間もの間、試行錯誤した設営だった。

今年の年越しキャンプ

テーマは『いつ如何なる状況でも可能な焚火』







それを実現するため装備は考えに考え抜いた。

2020/01/04


年越しと言うと、例年テントにこもるキャンプになりがちだが

こうなると満足感は大きく減ってしまうのはこれまでで実証済み

攻略のターゲットは風と寒さ

今年はこの二項目をクリアし不可能を安全可能とし







薪ストーブ以外、誰一人煙を上げていないキャンプ場内で

思い残すことなく心ゆくまで火を焚き続ける

その思惑はキャンプスタート以来、我が家にとって

最高のキャンプへの道しるべ。







年越しに準備したウィスキーはニッカ二本



モルトスコッチを二本、荒々しいアイラモルトは

正月に似合わないと自宅に置いてきた。







この判断は後々、一片の後悔を残すことになろうとは

まだ初日のこの時点では思ってもいなかったのだけれど

とにかく素晴らしいスタートだった。







設営完了と共に今年新調した焚火台に火が入り

タープの下に熱を溜め込んで行く。

薪が煙を上げながら光を放ち匂いが漂い始めた。

年越しのこの時期としては暖かい年末に違いないけれど

この日、この時、我がサイトだけが暖かな焚火を囲んでいる絵面は

滑稽であったかも知れないし

人によっては羨ましい光景だったかも知れない。







寒さを感じたら湯を沸かしお湯割りのアルコールで

真ん中から身体を温め安らかに酔っていく。

初日から訪れてしまった感無量のひと時

ところが終始霧の中を彷徨うような漠然とした不安があった。

この満足感は最終日まで続くのだろうか?

場所も変えず飽きてしまわないだろうか?

『帰りたくない』と最後に思えるキャンプになるだろうか?



そんな不安を掻き消したのは一人の来訪者だった。







「にひきさん、こんばんは〜!」

さも、この日この時間に約束していたかの様に

あまりに自然に颯爽とやって来た。

「ウッソ!まじすか!なんでいるんですかここに?」

信じられない衝撃的な再会にテンションが上がる。。

妻も飛び上がって喜んでいた。

私達夫婦にとっては恩人であり師匠であり

いつ如何なるシチュエーションでも会って嬉しく

絶対に歓待したい、いいやすべきその人がそこにあらわれた。

そして大量の薪の差し入れ







満面の笑みで迎えたけれど、少し涙目になる程の

嬉しい再会ーキャンプをやってて本当に良かった

心からそう思った。







いい夜だった。

思い返せば最後に会ったのは2018年9月のこと

ろくな写真が撮れず手ブレだらけで

当ブログ記事にできなかった雨のキャンプ

その時、ご一緒した皆さんに頂いたのは楽しいひと時と過去のご恩

彼らがいたから今があると夫婦揃って今でも感謝がある。







この年越しキャンプは絶対に素晴らしいキャンプになる。

霧の中で彷徨い、突然、視界が開けたと思ったら

目の前には絶景が広がる

そんな感覚の第一夜が終わった。







これだからキャンプはやめられない





にほんブログ村皆様の励ましにいつも感謝しております!


あなたにおススメの記事
関連記事