2019年GWキャンプで事前準備した唯一の楽しみ
考えてみればGWの計画を立てるというのも随分と久し振りの事。
ここ数年のGWが長期連休じゃなかっただけなのに感慨深いものがあった。
妻はニコニコで何ヶ月も前から何度も何度も計画を立てては
数種類のルート候補地を作っていたのだが
天候と共に計画は二転三転
夫婦二人のGWの目的地が正式確定したのはほぼ当日だった。
この時期北東北といえば桜である。
桜の下でキャンプとならないまでも
花見は最初にしておきたいと向かった先は
妻の田舎だった。
約三千本の桜に圧倒されると
花見キャンプなんて縛りはどうでもよくなってしまうのだった。
仕事を終えた深夜の出発
1時間ほどの仮眠後の桜の素晴らしさは今年の一番
正に群を抜いていた。
桜越しに昇る朝日にキャンプモチベーションは舞い上がる。
こうなったら岩手一択で楽しもう
候補地は秋田岩手の六ヶ所のキャンプ地
このうち桜の咲いている二ヶ所と思っていたが
桜を考えず岩手三箇所に絞り込んだ。
これにてこの旅の正式決定がなされ
先ずは薪の調達に向かう。
GWという事で本来は休みなのだが
二日前に電話連絡を入れると
せっかく遠くからいらっしゃるならばと
時間待ち合わせで開けてくれる事に
極上特級の乾燥楢薪を仕入れた。
紫波町農林公社
この薪屋は凄い一束370円から一袋(米袋)630円
これでこのキャンプは質の高い焚火三昧が確定する。
薪の事は薪のプロに聞くのが一番
薪の乾かし方のレクチャーを受けた。
近隣の牧歌的な岩手の風景に癒されつつ
最初の目的地を目指す。
高速を使い岩手山の南から北側へ回り込み
八幡平方面を目指す。
この地に来るのは二年ぶり2回目
妻の神広場キャンプ場にチェックイン
前回キャンプの楽しかった思い出を胸に
岩手山を目の前に楽しむキャンプが始まった。
サイトは前回とは違う場所を選んだ。
八幡平からくる吹き下ろしの風が強く
あの場所はまともに西風を浴びることになるため
広場ではなくオートサイトの入り口付近の藪の前
目の前は通路なので誰かがテントを張ることもなく
岩手山のロケーションは抜群、景色の良いサイトだった。
天気はすこぶる良くこれぞGWという初日だったが
前述の様に風はそこそこ強く
それを避けるための場所としてもこのサイトは100点
それでも風除けに直張りしたタトンカは
ペグが一度抜け張り直しをする事になる。
このキャンプ
一年振りに見つけたディージョナイフが復活
小さいナイフなだけに何度も失くしてしまっているが
こうしてどこからかまた出てきては道具の仲間入りをする。
結局、タトンカ1TCは直張りをやめ
開放感のあるいつものスタイルで落ち着いた。
気温は2時を回って17℃ほど
今季初となる虫除けもセット
ファーストウィスキーはウシュクベーリザーブ
この値段にしてモルティーな味わいに酔いしれる。
目の前が通路ということもあり
ヴィクセルテント ザンベジは前方パネルをペグダウンし
通常窓のある部分からのアプローチとしたが
これって結構出入りが楽
パネルの窓には岩手山
「いいねやっぱここ」
夫婦二人でうなずいた。
夕刻が差し迫る。
このキャンプ旅一番のお楽しみに手を伸ばす。
このカバラン…
中身は実は私のオリジナルのブレンデッドウィスキーである。
三種類のアイラモルトと二種類のスペイサイドモルトを
バッティングし、セラヴィ オークボトルで
50時間以上エイジングをした後、カバランの空き瓶に
瓶詰めしたというオリジナル品である。
この日のために私が数日前から準備した唯一のものである。
キャンプには事前準備がつきものだが
誰も考え付かないこんな事にこだわるのは
実に楽しいことだと知った。
世界に一つを造りあげ自らそれを楽しむ
それがキャンプ
そういう意味で言うと
「キャンプはまだまだ楽しくなる」
そんな確信めいたものを感じるわけだ。
こうして妻の神広場に夜が訪れた。
明日も連泊とするか別な地に移るか
そんな話題を楽しむ東北キャンプ旅
ここまでもこれからも渋滞はゼロ
それがGW北東北キャンプ
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