キャンプの充実感達成感はここが肝
夕刻となり、外は急に冷え込んできた。
全開放していたマルシャルの窓を閉める。
もうもうと煙をあげながらも
そのほとんどが窓から外へ逃げていたためか
焼肉臭はほとんど感じなかった。
そんなタイミングで夫婦二人は温泉へ
ヌルッとすべすべなあだたらの湯を堪能し
真っ暗になったサイトに戻った。
湯冷めしないよう真冬の格好での焚火スタート
タープレスなので火勢はいつもより強め
暖色の炎が発する光がサイト全てを照らす
あれほど強かった風は完全に止み
ベストコンディションのキャンプナイト
取り出だしたる今宵の酒は
プレミアムジン“ボタニスト”
31種類のボタニカルが産み出す香りが素晴らしい。
ジンと言えば一般的にはロンドンというイメージが強いが
近年、モルト不足を背景に次々と
新たな銘柄がリリースされており
まさかのアイラ島のジンという触れ込みで飛びついたもの。
寒い時期はウィスキーばかりで手が伸びなかったけれど
ロックでずっしりと美味いジン
ソーダやトニックウォーターはいらないようだ。
焚火料理と合わせるには
味わいが綺麗過ぎるけどウマ!
風はないが反射板として今回も活躍
今季の冬キャンプのベストアイテムだった。
気付けば21時近く
幕に入って二次会としよう
焚火で炙り焼いたホルモンをアテに
臭いモルト三昧の幕の中。
なんだか寝てしまうのが勿体無くて
久し振りにキャンプの残り時間を意識した。
修行時代は現実が余りに大変過ぎて
夕刻過ぎにはキャンプの残り時間を考えたもの
毎日が充実している今となっては
それは以前とは違って翌日の仕事の計画を
立てる時間だったりするけれど
「この時間がずっと続けばいいなぁ」
そう思う夜だった。
きっとそれは、キャンプの経験値のなせる技なのだろう
キャンプのスタートは実は出発前から始まっていて
天気図を読んだり、風を予想したり
料理の仕込みをしたりコレをしよう
アレを楽しもうという輪郭を描く作業が大事なのだ。
その全てが計画どおり…輪郭が見事な絵に変わるキャンプは
そうそう多くはないけれど
それが、成し遂げられたキャンプの充実感は大きいもの
逆に想定外を楽しむそんなキャンプも悪くないが
この達成感は込み上げてくるものがあると昨夜思ったものだった。
とは言え…銀タラときりたんぽ鍋は
お腹一杯でペンディングしちゃったけどね
それがキャンプ
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