ワイルド過ぎるキャンプ地のマジックアワーが凄かった!@浄土平キャンプ場

劇団にひき

2018年08月03日 12:06





正直なところ…この手のキャンプ地で

妻が喜ぶとはこの時間思っていなかった。

ところが、今年の夏の気温にやられっぱなしの妻は

なかなかどうしてご機嫌な事、この上ない。







「やっぱり夏の高原キャンプは最高ね!」

嘘とも本音とも取れる場当たり的な返答には聞こえない。

設営時に少々汗ばんだ程度で下界の猛暑など

この頃には完全に頭から消えていた。







緩く風が吹き、なんとも言えない心地良さの中

厚切りの塊で売っていた牛タンをスティックステーキにして食す。







7月後半とはいえ、まるで8月のような

トンボの数







蝉時雨にはだんだんとヒグラシの声が

混ざるようになっていた。







カナカナカナカナカナカナカナカナ…

心地良い鳴き声が最高だった。

夏の夕暮れの始まりを教えてくれるBGM

昨年こんなにヒグラシの声に癒されたかなぁ?







熊鈴代わりの南部鉄器風鈴の音色も耳に心地よい。







夏の太陽が西の山陰に隠れたのを見計らって

ポールだけ残しタトンカ1TCを撤収した。







草ボーボーのキャンプ地

山が見えるだけで何もないサイトだが

夏の虫たちが奏でるBGMが美しく響き

この頃には何やら自然との一体感のような

心地良さを感じるようになっていた。








妻は夕飯の準備に取り掛かり

私はと言えば、ジョニーウォーカーのソーダ割りをチェイサーに

ボウモア12年のロックをユックリと転がし悦に浸る。







ふと気付けば気温は17℃

「こんなの家じゃ考えられないよねー」

暑がりの妻は満面の笑み







このキャンプ、妻の目論見は

『真夏、寒いくらいの高原に行ってホワイトシチューで温まる』







コレが美味いのなんの!

夏のシチューが生み出すのは非日常感なのだろう

荷物を減らしても、喜びが減る事はない食べ飲みキャンプ

「最高だな」







食後、まったりと時が流れ気付けば

空が凄いことになっていた。







世界に一つ







今日この日、この瞬間だけの

マジックアワーの始まりだった。







浄土平の空







三方を山に囲まれ街の光が届かないため

天文台が設置されている浄土平

星の綺麗な野営場は数多あるが







今日は月が煌々と輝いており







きっと星は見れないだろうと踏んでいたが







コレほどの夕景が観れたなら感無量







我が家にネイチャリストの自覚はないけれど

このキャンプの価値を大きく高めたのは

当たり前の自然だった。







彼らが作り出すBGM、空の色、月や星の数

当たり前のものが当たり前にそこにあるだけで

その瞬間の感動がある。







それがキャンプ







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