美し過ぎる野営地にて scene 2 本編

劇団にひき

2018年05月21日 11:10




新緑の美しさに心奪われた1日目が終わり

2日目のスタート







タイマグラキャンプ場最奥地となる林間のサイトに

ついに陽の光が射し込むと







薄緑の葉を付けた木々が輝き出した。

この地この季節ならではの新緑が陽光を浴び

より一層の美しさが目に心地いい。

この瞬間を心に脳裏に刻まなければいけない気分。

紅葉もいいが、生命の光漲る(みなぎる)

夏に向かう新緑こそモチベーションを上げるものに感じるのだった。







つまり…ウキウキの朝 笑

何に心ときめかせているのかと言うと

二日目は私達夫婦が考えるこのキャンプ場の一等地

お目当てのサイトに引越しの計画を立てていた。

ここ数年の連休キャンプでは

テントを二張り持ち歩き天候やサイトに応じて

数ヶ所のキャンプ場を転々とする私達にとって







この引越しは次の別なキャンプ地を目指すくらいの

劇的な景色景観の変化を楽しめると踏んでいた。







半分撤収しては積込み運びの二往復

早池峰山を正面に薬師川がサイトに向かってくるこのロケーション。

全く違う景色が待っていた。







設営前にビール(じみた物)のセット

今日は晴れ予報だから。

とは言え、風を緩和させる木々はなく

西風をもろに受けながらの設営となった。

テントもタープも西側を始めにペグダウンしないと

時折強く吹く風で飛ばされるというステータス。







それでも設営が終わると…

この上ない気分になった。

恐らく…この時、私達夫婦はこんな景色景観の中で

キャンプがしたかったのだと自覚してしまうほど

圧倒的なロケーションだった。







早池峰山を正面に観ながら

タバコを二本吸い終えたところで

ちょっとクールダウンと行こうl







昨日と変わらずキンキンに冷えていた。







胸の底から涌き出でるこの充実感

コレがこの1ヶ月欠けていた事をしみじみ感じた。







風を受け膨らむTATONKA3TCの下ひたすら感じる。

それがキャンプ

いいや

これぞキャンプ







振り返ってもいい景色







分厚く苔むした蛍光色のフィールドを見て思った。

完璧だと。

一面苔のフィールドに幕を張れるキャンプ場などなかなかない。

ちなみに苔本体を愛でたり鑑賞するというのは日本人独自の感性で

君が代の歌詞にも歌われるように苔生した景色は

自然のままが長く蓄積している象徴のように感じられ

キャンプでこれが楽しめるのはほとりの遊び場とココぐらいしか思いつかない。

ほとりの遊び場では奥の住人の庭園が美しい苔庭となっている。

何にしてもキャンプで景色がいいって

これほどプレミアムなんだよなぁと久し振りに心に染みる一杯を







川が向かってくるこのレイアウト







満点!!







…なーんて浮かれていたら朝から吹いていた風に

時折、突風が混じるようになりタープが危ない状態に

取り急ぎグロメットがちぎれる前にたたみ終えたその時

カーミットチェアが吹っ飛んだ。

あぶないあぶない 汗







雲は次々流れてくるしタープレスでとことん開放感を満喫

妻は、紫外線の多い5月の日差しを避けテントin

昼寝ができる時間の余裕が嬉しい限り

その間、私は一人風の中、明日朝のコーヒーの焙煎を…







風のせいで熱がなかなか集められずかなりの失敗作

でもこれでいい。激苦なコーヒーもきっとココでは美味いから







青空の下、有り余る時間を楽しみ

真打ちとなるラフロイグのソーダ割りで

心地よく酔って行く極上のキャンプ







この時期のこの野営地こそ

我が家のパラダイスだと確信した瞬間だった。

(妻はグーグー寝てたけどね 笑)





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