2018年 元旦 キャンプが教えてくれたもの
決戦を無事終え、迎えた年末年始休暇
今年の年越しも、もちろんキャンプ
ただ同じ荷物を積み込んだが今年は例年とは変わって
キャンプ場のテン場ではなくコテージ
いつもの仲間と年越しはコテージで行い
元旦より夫婦でテン泊というスケジュール
向かった先は、いつも「ああいう宿泊もいつかしてみたいね」と
妻と話していたフォレストパークあだたら
我が家の年末年始、定番の宿、いいやキャンプ場である。
フォレストパークあだたらのコテージ泊は
いつか叶えたかった宿泊の一つ
ある意味憧れがあり、そのいつかがついにやって来た。
荷物の積み込み時点から強風の洗礼を受けた。
お座敷仕様にするための銀マットが風に飛ばされたのだ。
車線のない住宅地の道路を渡った反対側にある金網に
張り付いて止まった。
ここ数日、天気はいいが気圧配置は典型的な冬型にあり
正月も悪い予報ではないが強風だけは避けられない模様。
等圧線の感覚は狭く列島にいく筋も走る強風の暗示。
どんな出撃であってもこの予報だけはこの時期慎重になる。
そうは言っても30、31日の宿泊はコテージなので問題なし。
元旦からのテン泊に立ち込める暗雲は拭えないが
勝手知ったるあだたらの風を迎え撃つ気持ちで装備を整えた。
何度もここに足を運び会員スタンプカードは満タン状態となったのは
H27年5月のことだった。
週末の一泊キャンプだけでよくぞここまでたまったものだ。
スタンプカード満タンの褒賞は宿泊費半額
一泊で消化するにはもったいなくて
連泊となるこの正月キャンプで使うことにしていた。
初めてのフォレストパークあだたらのコテージ
クリーム色に塗られたドアの向こうには
美しい無垢の天井。
キャストアイアンの薪ストーブが標準装備で
質の高い暖をひたすら追求することができる。
この薪ストーブがなかなかの性能で
二次燃焼促進のダンパー効果により
極上の炎の揺らめきを堪能できる。
スローモーションの炎はメラメラときらめき
刻一刻と形を変えてゆく。
本物の薪ストーブの炎とはこういうものか
「こりゃたまらんねぇ〜」思わず声が出た。
ボーボーと燃え盛るスピード感のある
キャンプファイヤーもいいが
マグマのようなねっとりしたこの炎
価値を感じる燃えっぷり
きっとキャンプで焚火三昧を繰り返していなければ
この価値には気づけないだろうと思った。
キャンプをやり始めの頃
目にする全てが新鮮で映る景色は美しく
とにかく楽しかった。
そのうち、キャンプは毎週末の癒しの場となった。
毎週毎週同じことの繰り返しで飽きないの?
いろんな人に言われたものだが
今やライフワークのようなものに昇華している。
そのモチベーションがあり得ない
そんな事を言う人もいるが単純に成長が感じられる時
人は上へ上へと高みを目指すもので
それをモチベーションと本来言うのだと思っている。
産まれたばかりの赤ちゃんがちょっとずつ
色んなことが出来るようになっていくプロセスに
それは似ている
何十回と失敗を繰り返し寝返りができるようになり
何度も転びながら彼らは歩けるようになる。
もし成人した大人がゼロの状態(赤ん坊)に戻ったならどうだろう
100度同じ失敗をしたチェレンジを続けられるだろうか?
大抵は自ら足枷を付け途中で諦めてしまうものだし
もし続けられたならその分野では
エキスパートになっている可能性が高い。
失敗を恐れず先入観を持たずそこに到達する姿こそ成長である。
友情出演:kimutimu 39 さん
“絶対笑ってはいけないフォレストパークあだたら”より出典
成長するそのプロセスを自らが感じることは
快感に近い楽しみなのだ。
出来るようになることや新たな理解は人にとって原動力であり
その面白さに気付く事が非常に重要だと思っている。
きつい仕事であっても不貞腐れずやり遂げられるのは
給料を上げたいとか、上司に褒められたいとか
そんな陳腐なことをモチベーションにしているからではなく
その仕事を通して出来るようになっているという
自分の成長を楽しんでいるからなのだ。
その気付きは、私の生活の中のあらゆるものと
シンクロし何一つ変哲のない日常における
全ての分野に伝染が始まっている。
それはキャンプが教えてくれたもの
2018年の輝かしい夜明けのように
舞う雪をキラキラと輝かせながら上へ上へと昇る
そんな1年でありたいと心から思った元旦の朝だった。
明けましておめでとうございます!
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