ブロガー冥利につきる二日間 最終回 @ほとりの遊びばキャンプ場

劇団にひき

2017年09月29日 15:10

良く晴れた二日目は最高のロケーション







雨に降られなかっただけでもありがたい事なのだが…

昨日からこの天気だったならどんなに良かったことか

酒も食事も景色も共有する人が多い方が感激もひとしおだから。







ほとりの遊びばに小川を挟んでタープが二張り

今後こんな景色を目にする機会は増えるに違いない

へりさんひなこさん夫妻が撤収完了の頃には

会津地方一帯に雲一つない青空が広がった。







宴を終えた二日目昼、関東からのお客さんはここでお別れ

取り残される寂しさを知る夫婦二人も昼食に出かけることに

一緒に出かけないと心にぽっかり穴があいてしまうのが

このシチュエーションなのだ。

出かけて無人となったサイトに戻ってくる分には

その穴は塞がっていると妻は言う。







摂取した炭水化物のお陰で眠くなり

小一時間ほどのうたた寝をする。

二泊三日だから生まれるこの時間感覚を贅沢に思ってしまう。

CABANONのアイデンティティ

格子窓に映るタープと裏磐梯の青い景色







日はだいぶ傾いてきた。

一人まどろみから抜け出した私は追加購入し氷で

冷やしておいたビールを手に取った。

昨夜のアルコール分解で脱水しきった身体に

泡が染み込んで行く感覚があった 美味い!







そんな時、後ろから声をかけられた。

「もしかして、ブログ書いてませんか?」

何と、日曜午後にして新たなお客さんのチェックインだった。







バイクで下道をひた走ること6時間

ソロキャンパーさんと軽い挨拶をし

このキャンプ場のルール説明をした(束の間の管理人気分 笑)

その後、薪を現地購入しようと薪を探す彼に堅薪を三本お裾分け

小枝くらいしか拾えない上、薪は売ってないとなったら

このキャンプ場のイメージが悪くなっちまう

堅薪三本で良くなるなら安いもの そんな気持ち。







英国製ランタンに火入れをする頃

裏磐梯の空とそれを写す曽原湖が茜色に染まってゆく。







これほど美しい景色に言葉なんて浮かばない。

ちょうどひなこさんご夫婦がに拠点を作ったその辺りに

テントを張ったソロキャンパーさんも写真撮らせて下さいと

こちらにやってきた。

数枚のシャッターを切り自分のサイトに戻るとき

彼の顔は満面の笑顔。

「こんな夕焼けココに来てはじめてですよ」

私が言うと

「綺麗ですねぇ」と彼。







初めてここにやってきて

茜色に染まる、それはまるでキャンバスに描かれた

写実的な絵画のよう

この景色を観れるなんて運がいい。

私も自然に笑顔になっていた。







心震えるトワイライトが終わり

辺りが真っ暗になると見上げた空には

へりさんひなこさん夫妻に見せたかった天の川が

音もなく空を流れていた。

雨だ何だとキャンプシーンでは気象現象に一喜一憂することが多いものだが

大きな感動をくれるソレがある事を思い出した。







それがキャンプ







つまみ程度の軽い食事を楽しみ
(へりさん手羽先美味かったっす!)







酒もほどほどにこの夜をお終いにする。

「やっぱり

ほとりの遊びばはマイベストキャンプ場だね 」

妻がしみじみ言った。







翌朝の裏磐梯は再びの新しい景色だった。







またしても気象現象による美しい景色

朝霧が薄れるに従って姿を現わす磐梯山の幻想的なこと。







朝露に濡れるフィールドさえ絵になってしまう。







もし今この時、磐梯山の頂上にいたならば

素晴らしい雲海が広がっていただろう。







こうして最高の二日間を終えた。

冥利につきる事は数あったのだが

なんだかんだ言ってもこのスーパーロケーション!

心を揺さぶるその感動が一番。それでも嬉しいことが目白押し


それがキャンプ





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