全てのきっかけは、ブログ開設当初にさかのぼる。
ある日の晩、ナチュログにUPされた記事を目にした時
「これは本物だ」と思わず声に出てしまった。
コレがその記事
美しい写真とインテリジェンス溢れる文章に
1発で心を射抜かれてしまった。
その語り、視点、想定される年齢はきっと私と遠くなく
この人は(ブロガーとしてキャンパーとして何かの)
きっと目標になってくれるだろうと
確信めいたものを感じたものだった。
その確信は紆余曲折なく現在も同等の価値を有し
未だ私の中のプライオリティは最上位にあるブログである。
そんな彼が、これまた当ブログ開設当初からのリンクである
ひなことノエル✴︎時々キャンプ 現Pole Pole Camp夫妻と
グルキャンをしたのは記憶に新しい出来事だが
当ブログ開設当初からの付き合いであるこの二組が
グルキャンをした…という事実に心を大きく動かされてしまった。
最近になり、ひなこさんご夫妻のグルキャン記事を
目にするようになったが肝心のヘリさんが
グルキャンをするというのは新鮮な驚きであり
今年はこの二組と会える日が
訪れるかも知れないという淡い期待があった。
ほとりの遊びばキャンプ場いつもの場所にTATONKA1TCを張った。
頭の中には「普段よりも念入りにピシッと」
そう、私達夫婦にとって特別なこの営地に
遂にその二組を迎えることになったから。
史上最多本数の酒を持参したのは言うまでもない。
この他に、クーラーボックスには乾杯用のシャンパンと
中弛み解消のためのスパークリングワインも常備
荷物を極限までミニマムに削るソロキャンパーでありながら
ワイングラスだけはガラス製を持参する彼には
さらにブルゴーニュ産ピノ・ノワールも。
わざわざ関東から、しかも都内を越えて私達のホームギリギリまで
やってくる二組を失望させるわけにはいかないというのが
我が家のおもてなし。
先ずは先に到着したひなこさん夫妻と乾杯
冥利に尽きる出会いだった。
ブログ開設から2年半、文字だけの関係は
今や酒を酌み交わす関係に昇華した。
ブログ中にはほぼほぼ姿を見れないご主人さんは好青年の一言。
東北の片隅のこんなやさぐれた夫婦に様々な気遣いをくれる。
奥にはつぶらな瞳を潤ませる
他人にはなかなか懐かないある意味ツンデレな良犬ノエル。
二杯目、さほど飲めないと言う御主人に
我が家の夏ウィスキー、ウシュクベーリザーブを
丸氷でご提供した。
これをたっぷり時間をかけて飲み終えた頃
冒頭にご紹介した、ブロガー様が登場した。
設営を終えた幕は、ノルディスク オップランド
セミプロ級の写真家であり孤高のソロキャンパーヘリさんだ。
遠く関東よりやって来た二組のキャンパーとの
楽しいひと時はこうして始まった。
クーラーボックスの底でキンキンに冷やしておいた
シャンパンを全員に注ぎ何はともあれ乾杯をした。
御主人様の膝の上でトロけるノエル
動物のいるキャンプはこれまでも何度か経験があったが
この子は大人しく立派なキャンパー犬だ。
ドッグランがあるのがほとりの遊びばキャンプ場だが
今秋を目処にカヤックなどの設備の充当を行い
来季はドッグランを外す予定だという。
間に合って良かった。
つまみには我が家では定番の
海老とマッシュルームのチュプチュプを…
殻ごとガッつくようにお願いする。
海老味噌がカリカリの食感と共に口中に広がり
それをスパークリングワインで流し込む快感。
その後は、箸休めに出発前日にボウモア12年をベースに作る
コーヒーカクテル専用にブレンド焙煎したコーヒーを淹れた。
イルガチャフェG2
コロンビアサングスティン
ジャワロブWIB-1をフルシティロースト手前で止めた豆を使用
ボウモア12年×ベイリーズアイリッシュクリームでステア
そんな内訳のこだわりゲーリックコーヒー
夕刻が訪れた。
このキャンプ場の話を沢山した。
初めて訪れた時、若き管理人さんは私達の目には
諦めの様相だったこと。
古過ぎる設備を資金面から刷新できず顧客も増えず頭を抱えていたこと。
この景色に感動しこのキャンプ場の宣伝部長を買って出たこと。
このキャンプ場の設備刷新を間接的にでもお手伝いできたらという気持ち、思い。
ここに人が沢山やって来ることが存続の唯一の方法だったこと。
結果として今年、一人、 また一人と足を運ぶ人が確実に増えていること。
そんな客足の増加に若き管理人さんのモチベーションが上がってきていること。
「にひきさんのとっておきのここが混むことになっても問題ないんですか?」
誰かに聞かれこう答えた。
「なくなってしまうくらいなら流行りすぎて張れない方がマシかなぁ」
「キャンプ場はこれからも、まだまだ探せるから」
そしてこの日、同日、当ブログを見てここを知り
足を運んでくれたカップルともジョインする事となった。
関東屈指のナチュブロガー二組をお招きし
かつ、当ブログをキッカケにこのキャンプ場を初めて訪れ
気に入ってくれた若い夫婦とも出会う。
それはそれは感無量のキャンプとなった。
写真のプロであるヘリさんにはこのキャンプ場の
プロモーションとなるような完璧なヤツを
お願いした記憶があるんだけど覚えてくれてるかなぁ?
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