キャンプなんてこれだけで最高だと思える例えば一つのシチュエーション
「今日は夕陽キャンプだね!」
妻の言葉に俄然モチベーションが上がった。
それというのも…
そもそも電話確認まで行って新規開拓の営地に辿り着いたものの
ゴールデンウィークの営業予定を聞いただけで
日にちの確定なしの確認で蓋を開ければ営業は明日からという顛末。
これほど晴れ渡る空を前に
トイレの閉鎖が致命的…妻にケツ丸出しで
アレしてこいなんて言えるわけもなく 笑
別の場所に移動せざるを得ない状況に陥り
急遽、再びハンドルを握ることになった。
蒼天の下、ここまで3時間以上の道のり
これからさらに1時間以上のドライブか…
どこに向かっても乾杯は15時過ぎだろうなぁと
気が重くなりかけたが妻の一言に救われた。
もちろん夕陽は期待に応えてくれるだろう。
ところが…次に目指した営地も本格営業は翌日からという始末
普段キャンプサイトは簡易トイレなのだが
その簡易トイレの到着が明日との事で…
バンガローの使用許可を特別に頂き、その隣に陣取る事を許された。
ある意味ラッキー!
すこぶる天気はいいが、吹き上げる風が断続的に強く
TATONKAは膨らみっぱなしだった。
散々オアズケを食らった乾杯は最高だ
苦あれば楽ありとはよく言ったもので
この道のりが長く遠ければそれだけ喜びにはバイアスがかかる。
せめてもの風除けにと、テントをこの向きで置いてみたが
これじゃ景色が台無し
結局、テントは移動する事に
とかく今回キャンプは行ったり来たりしっぱなし
自立式テントは設営時のフレキシブルさも性能と理解した。
TATONKAの濃い日陰が外へ外へと逃げていく時を迎え
普段はテント内に入れる敷物をTATONKA下に敷いてみた。
そこそこ標高はあっても気温は充分
季節を楽しむ一つのスタイルだな…なんて気分で
靴(ブーツ)を脱ぐという開放感はなかなかのもの
今宵のお楽しみにそろそろ手を伸ばそうか
料理担当の妻も仕込みを終えた。
やがて「その時」はやって来た。
今宵のお楽しみは…
アイラミストピーテッドリザーブ
ラフロイグをキーモルトにブレンドされたアイラブレンデッド
あと数百円足せばボウモアが買えるのだが
その数百円を節約したい、かつ、ピーティーな
アイラ系も存分に楽しみたい
そんなシチュエーションのウィスキー
悪くいえば中途半端だが
良く言えば価格を含めたバランスは悪くない
でも…こんな夕陽を浴びながら口にしたものだから
途轍もなく美味しく感じてしまう
それがキャンプ
音も立てずに沈んでゆく夕陽
日々繰り返されてきた営みに思いを馳せ
その美しさを目に焼き付ける
キャンプなんて…これだけで最高だったりするもんだ。
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