グランピングごっこの締めくくりはアクアパッツァのリゾットが二重丸

劇団にひき

2017年03月10日 11:42





夜の帳(とばり)が下り始めのこの時間


視界と視覚を温めるオイルランタンの火入れ







ちょっと遅れてプレッシャーランタンプレヒート

妻は小ぶりなキンキをオリーブオイルで炒め出した。







焚火の炎を使って







キャンプで迎えた数多くのトワイライトタイム

いつも決まって願ってしまう…

この時間が永遠であって欲しい…と。







ガンジーが言った

『速度を上げるばかりが人生ではない』

そんな言葉を思い出すキャンプのこの時間が好きだ。







思えば震災後三月のこの時期に海に来たのは初めてだった。

あの津波の恐怖をやっと乗り越えたのかも知れない。







まもなくやって来る鎮魂の日

何もかもが無くなったあの日の事を思えば

このひと時の幸福感は人生一だと思える。







焚火にかけた鍋にはアサリや色とりどりの野菜が入り

この鍋がアクアパッツァである事が分かった。







焚火サークルの縁に置いていたカンブリアンは

テーブルに移動しテーブルランタンとした。







鍋が湯気を立て始めた頃、ようやく私はウィスキーに手を伸ばす。


大好きなラフロイグ、焚火の前で飲んでこその美味さがある。







潮風の味わいは魚介料理と意外に合ったりする。

無論アクアパッツァがピートで台無しになることはなかった。







時折、耳に届く波潮騒の音

低くかけていた音楽が邪魔に思えるような

そんな海の空気感を感じさせる。







人で賑わうその時期にここに来ても

きっと貸切りの静かなキャンプ場にかすかに響く

この潮騒には気付けないだろう。







さすがに三月の夜、すっかり気温も下がり

温泉で温まった身体もあっという間に冷えて行く

タープ下の焚火でそこそこの気温は感じるが

まだまだ冬のオープンタープ底冷えはすぐそこ。

そんなタイミングで、CABANONに避難した。







フルコットンながら小さいCABANONの幕の中は

開放感あるグランピングという雰囲気は出せないでいたが

サイズゆえの秘密基地感は、毎度大人心をくすぐり

少年のそれにしてくれる。







散々飲んで食べあとは夜長をじっくりゆっくり過ごすだけ

…のつもりが忘れてた

今夜の真打ちは久々のランブルスコ







お祝いごとの何一つない平常時に飲む泡の立つワインほど


グランピング感を意識させてくれるものはないから







二日酔い防止のために、和らぎ水を飲みながら

ランブルスコはあっという間に空になった。

寝酒はやっぱり…スコッチを丸氷で嗜みたい。

ちょっとした高級旅館なんかに泊まると

吟醸酒や山崎なんかが自由に飲めてしまう

VIPスペースがあったりするものだが…

超がつくほどの高級酒ではないアイラモルトが

もしグランピング施設に置いてあったなら







今宵と変わらぬ満足感を得られるんだろう

そんな想像をした。







ビンテージCABANONで過ごすキャンプは

いつも温もり満ち、食べるにせよ飲むにせよ

グランピング感を意識するのだが…







酒を飲み終えた最後に…

アクアパッツァのリゾットなんかが出てくる

そんな宿は我が家のCABANONだけ


これだからキャンプはやめられない




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