クリスマスキャンプはとびきりラグジュアリーな夜だったー本年49泊目
からのつづき
雲がすっかりなくなった夕刻
見渡す限りの群青色の空と緩やかに東に傾く山の稜線
ふと見上げた南西の空にはポツンと光る明るい星が一つ
12月らしい宵の明星だ。
CABANONの窓は一際輝いていた。
それもそのはずこの野営地を照らすものは星明かりだけ。
シャギーラグのお陰で心持ちラグジュアリーな
隠れ家CABANONはこれから始まるパーティを前に
熱気に包まれている
…なんて気分になったが、それはアルパカのなせる技
年一の豪華料理の数々がネイチャートーンズテーブルに並んだ。
牡蠣のグラタンはバーナーで上火代わりとした。
そして、待ちに待ったその時が訪れる。
ルビー色の液体とパープルレッドの泡が美し過ぎて
ついつい泡を立てて注いでしまう
ランブルスコ レ・グロッテレッジャーノ
私のワイン師匠であるT氏が
高いも安いもひっくるめて数あるランブルスコの中から10数種類を飲み比べ
最も安くとびきり美味いコイツを見つけて教えてくれた。
重いクリスマスの料理にドンピシャ
幸せという言葉は、こんなシチュエーションの為にあると思った。
あっという間のエンプティ
年越しキャンプじゃ一晩一本じゃ足りないだろうね…
と妻が言った。
美味いもんなぁと私も頷いた。
眼前に広がるクリスマスの星空を堪能しながら
ランブルスコから切り替えたウィスキーを楽しんだ。
再びCABANONに戻り
今宵最後のご馳走を塩パンで食す。
さすがに満腹は通り過ぎ明朝の朝食に
回すことにした。
ゆったり流れる時間が掛け値なしに心地良かった。
この時間の話題はと言えば、やっぱり年越しキャンプ。
妻がテント内のシュミレーションを書き綴る。
画伯と呼ばれている割にわっかりやすい笑
ランブルスコのコルク栓を二つに割り
箸置きを作る。
スパークリングのコルク栓はくびれがあるので
キャンプ用の箸置きに最適だ。
オリオン座がこの位置に来た所で
限界が訪れ夫婦二人の2016年のクリスマスが終わった。
朝が訪れ
この営地ともお別れの時がやって来た。
人っ子一人居ない貸切りの丘
夫婦二人で過ごしたこのクリスマスの夜を
忘れる事はきっとない、むしろまた思い出し
ランブルスコに舌鼓を打つ日がやって来るだろう。
次回の出撃は大晦日
これにて今年は50泊
ん?
大晦日からの一泊ってカウントは今年なのか
来年なのか?
どっち?
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