夕刻を前に雲はキレイさっぱり消え失せた。
赤松の森が日の光を浴びて、生き生きと力を漲(みなぎ)らせる。
新緑の中の佇まいに一人うんうんコレコレと納得
妻はお昼の仕込みに忙しい。
キタよデタよ!
コレが食いたかった
初夏の新緑の中で…
春巻きを包みながら
揚げながら
その場で
カリサク!がたまらない。
ビールが進む。
ハッカ油で手作りした虫よけを持参していたっけ
グングン上がる気温の中、ヒヤッとして気持ちがいい。
前々回のキャンプあたりから…夏に備えてジェントスを購入した。
妻は無骨なエクスプローラーにせっせと手縫いの服を縫っていた。
完成したジェントスカバー…手縫いのクロスステッチが手作り感を醸し出していて合格!
そんなマッタリとした午後を過ごしているうちに日没が迫っていた。
鳥のさえずりもだいぶ静かになる中で…
惜しむようにゆっくりと日が沈んでゆく。
ここで二日目の宿泊も私達二人だけという事に気付く。
また貸切りの夜が始まった。
最高だな ここ
日没と同時にルパンに火を入れた。
瀬戸内のお取り寄せスパイスソース「レモスコ」で今夜はBBQ
シマチョウホルモンが激旨かった。
後ろの貝は北寄貝。少し焦げた醤油の風味が酒をすすませた。
焚き火をタープ下に移動して二次会も暖かい。
今夜は管理人さん…気を利かせて管理棟近くの街燈を二つ点けてくれていた。
星が見えなくなるから微妙だが…それはそれでありがたい。
妻はお気に入りのヨークの塩パンを焚火でクルクル
バターの風味が際立って美味い。
心地よい夜はこうして更けていき…記憶も不鮮明なまま眠りについたようだ。
当然…寝坊から始まった。
朝日を浴びてテント内の気温が上がり、暑くて目が覚めた。
時間は8:30だった。
日はこんなに高い所にあった…これからの季節はしょうがないか…
4時起き出来ない言い訳を自分にする…
午前中の光を浴びて、新緑が再び輝きだした。
今回のTATONKAはウィングっぽく張ってみた。
前回の風で中央の手製のグロメットが痛んでいたら嫌だな
…と思ったからだが、杞憂だった。
張り姿は美しいな…と思う。
土鍋で炊いたごはんが美味い。
普段はディナーで出てくる鰤照りを朝から食す
…タイミングや順番を変えるだけでも人の満足は変わる。
気が付けば贅沢はいつもすぐそこにある。
気づかず通り過ぎると人生大損だ。
だとすれば…キャンプ飯は献立にかかわらず贅沢のかたまりだ。
TKG
食後のサイフォンを沸かし
さぁ撤収だ。
最後にタープ下の風を味わって今回キャンプ終了とした。
震災の痛手はまだ残るが…赤坂の里森林公園必ずまた来るキャンプ場の一つにランクイン
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