サンビレッジ徳良湖にて冬キャンプの注意点を見る
広大なオートサイトに隣接の駐車場
それがこのキャンプ場の率直な感想だった。
ブログを始めた頃はちょくちょくこのキャンプ場
サンビレッジ徳良湖の情報は目にしていたけれど
足を運ぶのは今回が初めて
オートサイトメインというキャンプ場は数あるが
このキャンプ場のサイト数は半端なく
サイト毎のロケーションもまちまちで
連休最終日の人の少なくなるタイミングでの
チェックインは迷いに迷ったものだった。
そもそも人の手が入り過ぎた(メジャーなキャンプ場)
キャンプ地を避けていた経緯があり
いわゆるスーパーオートキャンプ場の類いは
近隣以外では選んでこなかったけれど…
本来楽しみにしていたフリーサイトは
先客がいたため
個別サイトを取る事になったのだが
その数はなかなかのもの
予約時点ではできれば湖が見えるサイトでと
リクエストを入れていたが
思っていたような景色ではなく
全体を一回りしてから決め直すことになった。
ここなら景色はいいと決めた場所は
大型サイトと呼ばれるサイト
使わないけれど電源付きのサイトだった。
微々たる傾斜があるが芝がきれいで
すぐ裏手がサニタリーハウスという立地
サイト脇には大きな山法師の木が
赤い実をつけていて綺麗だった。
かなり人工的に作られたキャンプ地ではあるが
重たい幕体のBAHARIを撤収後
再び設営というシチュエーションだったこともあり
これもアリ
ほぼフル装備の状態を全撤収して
別な場所にまたフル装備の設営というのは
なかなか身体にこたえたけれど
快適性を犠牲にする気はらさらさらなく
体力づくりと割り切って最終日のキャンプにのぞむ
アユパークからの道中
大石田エリアで山形蕎麦を食べてきた事もあり
すっかり定番化したホットサンドおつまみ
からのスタートメニュー
設営後は私だけハイボールを一杯やり
コレらを食し妻の運転で温泉へ足を運んだ。
徳良湖温泉花笠の湯
単純泉ながらわずかなとろみのある
柔らかい湯は好みのタイプで相当癒された。
サイトに戻ると既に16時を回っており
遅まきながらの乾杯となった。
chaiさんと家族ぐるみで懇意にしている事もあり
ここ二年は山形でのキャンプが増やせた事や
山形の枝豆をとにかく沢山食べた事
そんな話で盛り上がったものだった。
あっという間に夕刻となる。
秋のキャンプは少しずつ短くなる
昼の時間と少しづつ長くなる夜の時間との
バランスが一週ごとに変わって行くのがよくわかる。
時間経過に季節の移ろいを見るのも乙なもの
前日同様に
GAOさんのリフレクターを設置
ランタン達と焚火、同時に火入れをした。
サニタリー棟からはこの様な見上げる
位置関係にある
木を使っていないサニタリー棟は
雰囲気こそ公民館や児童館などの
いかにも公の建物然という見た目だが
機能は万全で炊事場こそ屋根だけのウォールレスな空間だが
トイレとシャワーについては扉と廊下のある屋内という作り
なるほどこのキャンプ場は初心者に優しい作りになっている。
妻は最終日の晩餐の準備を進めていた。
GHQの占領時代に沖縄に入植したアメリカ人は
せせこましい谷あいにへばりつく様に作られた
木造の日本家屋を見て
「何も景色の悪いあんな場所に立てなくてもいいのに」
と日本人を蔑み、高台の丘を切り開き
海の見えるロケーション素晴らしい拠点を作ったという
ところがこの時期ともなると北上する
台風の猛威をモロに受け建物群は倒壊を余儀なくされる
なるほど日本人はこの激しい気候に合わせ
せせこましい谷あいを選んで住居を構えた事を知る。
高台の土手に佇むBAHARIを眺めながら
そんな話を思い出すのだった。
風が吹いたらここはひとたまりもないサイトだなぁと。
サイトに戻るとchaiさんから頂いた
巨大マッシュルームが美味しそうに煮えていた。
山形最後の夜はビーフシチューで締め
歯切れの良いマッシュルームの風味が
ガツンと効いたゴロゴロ肉野菜の
ビーフシチューは絶品だった。
食事を終えグレンドロナックを
ゆっくりと転がす時間
気付けば妻は早々に幕の中へ
ちょっと早いんじゃないの?
と問いかけたが
「なんか眠くなってきて」
と、そのままインナーテントに吸い込まれていった。
まだ9時前だが灯りを一つずつ落としてゆき
締めのラフロイグで私も入眠とした。
時間感覚が夏キャンプのままだと
夜9時台に眠くなるという事なのだ。
前日とはうって変わって爽やかな日差しの降り注ぐ朝。
心配していた風が吹くことはなかったけれど…
これから本番の冬キャンプを迎えるにあたり
前述の沖縄の話と冬キャンプに
環境的な相関関係がある事を意識しようと誓う朝でもあった。
「三日間あっと今に終わっちゃったね」と妻
「寝るの早過ぎだからじゃない?笑」
それがキャンプ
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