キャプスタvsスノピ その3 完結編 新潟リピ確定のその理由

劇団にひき

2020年07月04日 12:20





宮城県の定義山に三角油揚という名物がある。

仙台人ならば一生のうちにここの油揚を

何度も何度も食べるのが当たり前なのだが

仙台を離れるとピタッと油揚から遠くなるもの。

それでも油揚=美味いというこの嗜好は

DNAにまで刻まれているようで

ここ数年我が家はその土地その土地で油揚を見つけては

購入しキャンプで食べてきた。







油揚を炙り焼き







南蛮を振り醤油をかけて食べる。

ひと口でランキングの入れ替わりが起こった。

文句なくベスト3入り 豆撰 恐るべし

薄い皮が特徴で口に入れるとサクっと軽い歯応えを残し

崩壊してゆく食感にすっかりやられてしまった。







気付けば小雨がぱらつき始めていた。

「こりゃぁ夕陽も星も絶望的だわ」

そうと分かれば温泉へ行き飲むだけ

昨日の割引券の残りがあったので

再び八木ケ鼻へ

流石に平日の月曜泊ともなると昨日の喧騒が嘘のように

静かな八木ケ鼻キャンプ場には2〜3張りのテントが見て取れた。

「やっぱこの温泉の露天風呂最高!」

「キャンプ場を眺めながら湯に浸かれるなんてキャンパー冥利につきるってもの」

さっぱりした後はheadquartersに戻り本社に乾杯を捧げ

夫婦二人の宴がスタートした。







時折ちらついていたけれど…小雨は

降ったりやんだり







そのうち、日本海側となる西の空が輝き出すのだった。







「これはもしかするともしかするかもなぁ」

こんな夕焼けは久々だった。

雨上がりの日本海新潟の空が

素晴らしいグラデーションを描き始めた。







凄い夕景だった。

ここ数年では文句なく一番

環境仕事が変わり日山キャンプ場の夕陽が

普通に綺麗で、すっかり日本海沿岸の

この本物を失念していた自分に気づく。

初めてのheadquarters

妻が言った。

「コレってパタゴニアじゃない?」

今思えばコレは名言だった。







雲の切れ間から太陽が姿を見せると…







headquartersキャンプフィールドの全てのものが

真っ赤に染まった。

妻も私もペポもTATONKAも

振り返れば数組見える他のサイトも全てが

オレンジ色に照らし出され

ここにいる全てのキャンパーが魅了されていたと思う。

その収束を前にランタンと焚火に火入れを







その2でも述べたけれど

我が家は決して「SNOW PEAK最高!イェー!」

そんなキャンパーではないけれど…

この会社を知ったあの日あの時

「いつか行きたいね」と、夫婦で何度も話したこの地に来て

こんな夕景に出会うーこの事実が心から嬉しかった。

「俺たちまだ…持ってるなぁ」

晴れ予報の雨にホトホトうんざりだったけれど

キャンプの神様は二人を見離さなかったな…と。







それがキャンプ







日が落ち気付いたのはこのキャンプ場の暗さ

街灯がないのはもちろんのこと

炊事棟の灯りさえ光源の露出を控えている。

よく作られれているなぁと思った。







楢薪の焚火はほとんど爆ぜることなく

ゆっくりと燃え

遠くから聞こえてくるカエルの合唱だけが

静かに聴こえていた。

このキャンプのために久々購入したモルト




BIG PEAT がとにかく美味かった。







夏のキャンプの夜はあっという間に終わってしまう。







そんな事を妻と話したもの

19時半位まで夕方で

空が真っ暗になったと思ったら

20時を過ぎていたりする。

そんなタイミングで寺泊で仕入れた

紅ズワイガニを楽しむキャンプ







少し小競り合いがあったけれど…

それも良き旅の思い出だ。

メインランタンを他のサイトから

見えない位置に下げオイルランプだけで過ごす時間

改めてこんな話題になった。







「新潟完全に気に入った!」

「二日休みあったら絶対またくるからね」







充分に涼しい夜だったけれど…

妻の提案でPEPOのバックドアは少し開け

headquartersの夜の空気を肌で感じながら寝る事にした。

持参したシュラフはコレで無駄にならないから







夜風がとても気持ちよく

シュラフに潜ると朝までぐっすりだった。



昨日の夕焼けの暗示は当たっていて

翌朝は、ようやく日差しに恵まれた。







底抜けに気持ち良い朝

撤収は汗だくになりそうだ。







一日目キャプテンスタッグの息のかかったキャンプ場

二日目スノーピーク 本社キャンプ場と

新潟が誇る二大メーカーのキャンプ地を訪ねた二日間

それぞれキャンプ場の生い立ちは違うし

規模やメーカーの関わり方も全く違うので

単純な比較に全く意味はないけれど







妻も私も次にまた新潟に来た時

八木ケ鼻オートキャンプ場に足が向かうと思う。

何せ、このキャンレポでお伝えした通り

headquartersでは思い描いた夕景を

目の当たりにし、本当に来て良かったと思えたし

達成感を味わえたから。







一方で八木ケ鼻は希少な鳥の声が印象的で

ハヤブサの生息地とも言われている。

このハヤブサを見逃している事実が

再び八木ケ鼻に足を向かわせるに充分な動機となると思っている。



それにも増して、新潟は飯ウマな県

帰りの道中に前日にスーパーで購入しておいた

どこにでもある明太フランスパンを食べたのだが

コレが美味いのなんの間違いなく歴代第一位だった。

トッピングで載っている海苔の風味がガツンとくる明太パン

新潟の地元スーパーで普通に売られているこんなものまで

超絶クオリティと驚いたもの。

コレは再訪の価値があり過ぎる

と心から感じた新潟キャンプだった。



SPECIAL THANKS

最後に今回新潟キャンプに多くの地元の情報を頂いた

Oさんに心から感謝申し上げます!




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