旅の最終地点は無料の営地

劇団にひき

2021年07月14日 12:40





大厳寺高原キャンプ場最後の朝







前日同様に爽やかに晴れ渡った。







この朝でこのキャンプ地とは

お別れだと悟ったのか

こむぎはチェアから動かない







その間、裏磐梯で残しておいた

タコミートを具材に







ホットサンドを作り朝食とした。

餃子の皮で食べるのも楽しいけれど

ホットサンドは更に上を行く美味しさ







移動日の朝食は撤収を半分終えたタイミング

この時点で、既にテントの中や

タープ下リビングにある使わないものは

車に積むだけの状態になっている。

食事を終えテントタープを畳んでいると

こむぎはお隣のグループキャンパーさんに

可愛がられていた。

この光景には大いに心を動かされた。

見ず知らずのお隣さんに大人しく

頭を撫でられ可愛がられる…

これを待っていた自分に気づく。







子猫の月齢3〜4ヶ月の時の経験は

社会性を左右すると聞いて

これまで、わざわざ機会を作って

色んな人に会わせてきたから。

ご協力頂いた仲間達に感謝が湧く朝になった



全ての撤収を終え先ず向かったのは

垂直にブナが林立する美人林







ブナは根から毒を出し他の木を枯らすので

ブナ林は大抵がまばらに生える印象があり

ブナ自体は曲がりくねった個体が多い







ここのブナは兄弟ということか

それほどに真っ直ぐなブナ林

明るく光を通す広葉樹林ならではの

明るい森、美人林は名ばかりではなかった。







松之山温泉の入口まで戻り

特徴的な看板に別れを告げた。







新潟最後の目的地は五泉市にある







藤助小屋キャンプ場







仙見川沿いにある無料キャンプ場







近くには民家集落があるので

山奥感はさほど感じない場所だが







管理され尽くした開けた河川敷ではなく

なかなかにワイルドな風情漂う無料の営地







川水は実に清らかで

心地よい音量の川音には癒しを感じたもの。







この日は休前日という事もあり

そこそこの混み具合

先客のキャンパーさんにご挨拶をして

どの辺ならば邪魔にならないかを伺って

設営とした。







キャンプ猫こむぎはと言えば…

散策したくて仕方ないといった雰囲気を

背中で訴えている。

「散歩に連れてって」







そんな風に言われている感じがして

早速、リードを長くすると

歩く歩く その姿、縦横無尽







生まれて初めての木登りを体験して

ご満悦でいると…

キャンプ猫が珍しいらしく

キャンプに来ていた子供達に

囲まれてしまう笑







猫なんて珍しくないだろうけれど

キャンプ場で撫でさせてくれる猫は

珍しいという事なのかも知れない。







これを機に

夕食前、夕食後、就寝前、撤収前後と

事あるごとに子供達がこむぎ目当てに

サイトに次々と尋ねてくる。

その度に、お菓子を配ったり

色んなお話をしたり

妻はその忙しさを楽しんでいる。







こんなキャンプも悪くない。

しみじみとした思いで見た我が子こむぎの

大活躍は







キャンプにおいてある意味

百戦錬磨である私たち夫婦に

全く新しい癒しの光景をくれたように思う。







自然を親しみ、同化し清められる

そんなキャンプも悪くはないけれど

旅人にとっては現地の人との触れ合いや

情報交換は非常に価値の高いもの。







そのきっかけを沢山くれたのは

紛れもなくキャンプ猫こむぎ







人を怖がらず、子供達の抱っこも

嫌がらない君はこの旅の殊勲賞だった。







藤助小屋キャンプ場も思い出深い

キャンプになった。

またこんな素敵なキャンプに行こうね!




にほんブログ村皆様の励ましにいつも感謝しております!


あなたにおススメの記事
関連記事