今更人に聞けない大型タープの一人設営【初心者限定】

劇団にひき

2019年07月24日 10:38

まもなく梅雨明け

そんなニュースがやっと耳に届いた7月後半の東北

例年になく寒い夏が続いている。

夏のこの時期になると、毎年のように

当ブログの検索ワードにこの様なキーワードが出てくる。

「タトンカ 設営 一人で」

「タープ 張り方 一人」

つまり一人で格好良くタープを張るには

どういう方法があるか?こういう疑問なのだろう。







そう言われると…私が妻の手を借りずに

いつから一人でタープを張るようになったのか

正直、思い出せない。

デュオキャンにせよファミキャンにせよ

複数人でするキャンプは頭数があるので

ついついそれを学習する機会を失ってしまうもので

ある日、家族から離れ

満を持してソロ出撃なんて時にアレ?

タープの単独設営ってどうやるんだっけ?

なんて素朴な疑問を持ち周りをキョロキョロ見たら

ファミキャンだらけで「やっベー参考になんねーし!」

そんなシチュエーションは中級者でもあるように思う。







一切の迷いなくタープを一人で設営できたら一人前

そんな格言はないが、一人でテキパキできるのは

できないより格好がいい上、時短にもなる。

そういうわけで、この手の記事は何度か出敲しかけたのだが

諸先輩方の多くが過去にいくつも記事しているわけで

どうにもおこがましい気がして過去には

公開を取りやめた経緯があった。

サマーキャンプを控えた今

今季デビューの初心者皆様は夏休み突入のタイミング

今回、とある読者の方より直接の問合せもあったため

ノウハウとして紹介しておこうと思った次第。

解説写真部分は二年前当時の写真となっている。







タープの一人設営というと思いつくのは

二種類の方法

先ずは2本のメインポールを支える4箇所のペグダウンを

あらかじめ行っておきポールを下から差し込むというやり方

もう一つはメインポール1本をガイロープ2本で自立させ

それを起点に順次設営するやり方が代表的なものではなかろうか

前者はあらかじめタープのサイズとペグ位置が

おおよそ確定していないとペグ位置を

何度か調整する必要が発生するので初張りでは不向き

今回は後者のガイロープ2本でメインポールの自立というのを

メインで解説しようと思う。

コレがわかれば初張りからできる奴と思わせられる。

というか、これを知っていれば設営は10分を切れる。

ちなみにポイントはたったの一つ。

下の写真を見れば一発なので

あえて解説もいらないくらいなのだが







ガイロープ2本を使った

メインポール自立の基本がコレである。

メインポールの自重によって倒れようとする力を

2本のガイロープで引っ張り支える三角錐を作る

たったこれだけ

普段の設営時、ポールをパートナーに支えてもらっていたなら

目から鱗、知ってる人なら当たり前の設営技である。

写真では既にタープがかけられているが

タープなしで実はこのポールはしっかりと自立している状態にある。

実際にはタープをかけてからロープという順番にしないと

意味がないのでタープがかかっている状態にあるが

この三点自立が分かってしまえば

パートナーの手伝いは借りる必要がなくなってしまう。







あとはタープを対角に伸ばし

もう一方のポールの位置を決め

ペグ打ちでメインポール2本が自立

ここまで出来ればほぼほぼタープ設営は

完了したようなもの。

タトンカ3TCなどのウィングタープのように

ロープが少ないタープならばこの方法で慣れれば

フルペグダウンまで5分ちょっと







タープの大きさやペグ位置が確定していなくても

その場で順次決められるメリットがあり

あらゆる大きさ、種類のタープに対応する設営に思う。







メインポール2本が決まってしまえば

レクタだろうがヘキサだろうがウィングだろうが

あとは引っ張るだけ。







完成である。







パートナーなしで最初のポール1本目が

自立してくれるなら

小川張りも簡単に応用できるし

ヘキサ、ウィング、へクタ

どんな形のタープでも簡単に設営できる。







夫婦二人はオープンタープが本当に好き。






真冬にコレをやってしまうほどこだわりもある。







快適極まりないツールームテントのキャンプも悪くはないが

風や匂いや音を360°(全方位)で感じ

フィールドに同化できるのがオープンタープ。

拙いノウハウ

参考になる方が一人でもいれば嬉しいです。





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