「今週どこ行こうか?」
毎週木曜の晩、繰り返してきた夫婦ミーティング
切り出すのは決まって妻というのがお約束。
季節は初夏を迎え、気温はグングン上がり真夏の高気圧さながら
月曜まで予報は快晴という絶好のコンディションだった。
きっとどこに行っても満足の行くキャンプになると思うと
かえって行き先が定まらず、候補地も二転三転という有り様。
大体の目星を付けたところでいつもはヨシ!
…となるのだが、今回は不安材料を抱えいつものヨシが出せないでいた。
というのも、第一候補に挙げた営地に何度連絡を入れても
電話が繋がらないのである。
結果的に日曜を迎え荷物を積み終えハンドルを握り出発後
ようやく連絡が取れたのだった…ところが一部施設が使えないとのこと
聞きたくなかったネガティブ情報により急遽再び候補地探しを
行う羽目に…こうなったらアソコに行こうか?
私が尋ねると妻もイイねとご満悦、一路山形へ向かう事になった。
向かった先は山形県東根市『レークピア白水』
到着して思わず言葉が出た。
「いやぁ良いとこ来ちゃったなぁ〜!日陰はないけど…」
この日、道中147のオンボードコンピューターの温度計は
35〜37℃を示しており尋常ではない暑さ
実際のところ、たいていは2、3℃低いのが実気温なのだが
それでも30℃超え…ただカラッとしていて風はどこまでも気持ちがいい。
タープ下にさえ入って座ってしまえば
実にキャンプらしい極上の寛ぎが待っていた。
谷に吹く風は時折強い
大気には色んなモノが混ざり真横に飛んでいた。
タンポポもどきの綿毛や桜の花弁、蜘蛛の糸や何かの花粉など
私達が張ったサイト脇には美しい清流が流れ
丁度良い音量の水音が絶え間なく聴こえている。
その音はもちろん涼しげで心地がいい。
普段、無料の営地に行く時は必ず持参する水を買い忘れてきた 汗
ここの水は飲用不可なのに 笑
きっと沢水か地下水なのだろう
必要に迫られたら煮沸でもするか
このキャンプ場を訪れるのは実は二度目になる。
前回は、二年前の夏。
天気予報をあてにして着いてはみたが雨はいっこうに止まずザーザー降り
どんどん暗くなっていく中、車を降りて偵察する気にもならず
携帯は当然の圏外
薄暗い夕暮れに眼に入ったのは不幸にもこの看板だった。
トボけた表情の熊がどう見ても性格が悪そうで
いかにも何か悪さしそうに見えてならない 笑
怖じ気ずいた私達は一路そのまま福島方面へハンドルを切ったのだった。
あの日、あの時、あの雨の中、ここに落ち着いたとしても
きっといい印象で帰れたとは限らない。
本日ここを訪れた事は良縁な気がするのだった。
どうせ全て飲むわけじゃないが
ウィスキーは選んで飲みたいが為に並べた今宵のラインナップ
オートキャンプはこういう所にこだわりたい 笑
何が起こっても失望はないだろう。
15時を回ってビールが不味いはずがない温度
これが夜半過ぎには20度以上下がるという
恐ろしい温度差を体感する事になる。
山形に来たらどうしても食べたいのがコレ
ぺちょら漬け(ぺそら漬けとも言う)
コレが手に入るから山形に足が向く
と言っても過言ではない私の大好物
いつもとは違うメーカーのを今回購入したが
これはこれで美味いのなんの!
Amazonにも流通していた。
いつも購入するのは右の尾花沢のもの。
夏のビールのアテに最高だが、Amazonで手に入ってしまったら
山形に来る楽しみが一つ減ってしまうではないか!?
平成の便利、ネット通販、流通の発展の対価とはこの手の不幸だ。
東の山に日が隠れると一気に気温は下がっていった。
先客達は撤収を終え次々と居なくなってゆく。
ふと気付けばいつもと同じ貸切りの夜のスタートだった。
冷え込む前にロングカクテルで再び乾杯をした。
ここからは怒涛のお楽しみの連続だ。
スキレットで焼いて食べるのを楽しみに妻が購入していた
カチョカバロ チッコロ 焼いて食べるチーズ。
このビジュアルに悶絶!スキレットのシーズニングの良し悪しが試される。
味はモッツァレラをチョイと美味しくした感じなので
本物には遠く及ばないが…
のびるチーズのこのビジュアルはキャンプ向きに違いない。
茶色く焦げたところがたまらぬ美味さ
さぁお楽しみはこれからだ
ランタンに命をふきこんだ。
この頃には風も止み、清流の心地良い響きに
うっとりとする極上の時間
今宵のメインイベントの準備に取り掛かるとするか…
すっかりひと気もなくなり携帯も通じないノーデジタルの営地
寂しさとは裏腹に楽しみは広がってゆく
これだからキャンプはやめられない
つづく
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