この一杯のために全力を注いだ結果

劇団にひき

2020年03月31日 10:54

何と爽やかな朝

空はカラッと晴れわたり

アウターなしでは凍えそうなほど空気は冷えている。

遠くの潮騒とウミネコの合唱が耳に届いていた。







妻はまだ起きては来ない。

夜明け前、足がつってしまって

もがいたお陰で彼女を起こしてしまったものだから

きっと今日は朝寝坊になる。







ならば一人テント前で片付けでもしながら

コーヒーを淹れようか

持参した豆はブラジルショコラ

週はじめにガッチリと自宅でフレンチローストに焙煎したもの。

とびきり苦くほのかに甘い







ザッセンハウスハバナに大きくふた握りセット




重量的には約三杯分が目安







湯はアルパカでゆっくりと沸かしたもの

ストーブで時間をかけて沸かした湯は





とにかく柔らかいからコーヒーを旨くする。







少しだけ湯を冷まし

先ずは蒸らしの湯を少し多めに落とす







フィルターの上部までコーヒー色に変わったあたりで

と と と と と と一投目を落とし

残りの二投目も同様に落として行く

蒸らし2一投目2二投目6の割合







妻の分と2カップ分なので

交互にドリッパーを移しながらのドリップ

以前は出来上がった物をカップからカップへと

交互に混ぜ合わせ均等な味にしていたが

冬キャンプでは冷めてしまうので

交互にドリッパーを移しながら淹れるようになった。







コーヒーが落ちる間

タバコを一本吸うのは昔からの習慣

立ち上がるかぐわしいコーヒーの香りは

タバコをいっそう旨くするからこれだけはやめられない







眩しく海面に反射する

朝日に向かい一人コーヒーをいただきます







何という美味さか

「美味い」以外の言葉も浮かばない。

キャンプの中には常習性のある楽しみが

沢山あるけれど…深掘りできる事はとことん

深掘るのが我が家の掟

朝のこのコーヒーはここ数年キャンプのお陰で

ブラッシュアップされ続け本当に美味くなったけれど

更に一歩先があると信じ、今より上を目指す

ここからの一歩は途方もなく遠い気がするので

その道のプロの意見を参考に改めて勉強し直している。







人生でも趣味でも一緒、常に前を向き

今日より明日が今年より来年が良くなる

そんな感覚は忘れちゃいけない。



この一杯のためならばどんな努力も惜しまない

最高の充実感が凝縮した朝になった。







これだからキャンプはやめられない




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