「設営を考える」
これをキャンプの楽しみの一つにしている人は少なからずいると思う。
そんな我が家も、並べるキャンパーの端くれだが 笑 その並べ方には意味があり
毎回の設営やレイアウトは部屋の模様替えのようにチョコチョコ変えるのを楽しみにしている。
その中でもキャンプのキャンプたる核の部分
テント×タープ
この組み合わせは、時として夫婦で小競り合いになる程、毎度頭を使っている。
どこにどの向きに張るか?どういうレイアウトにするか?
朝日はどこに上がりどこに沈むのか?何人で過ごすのか?そのためにタープの形をどうするか?
など例を挙げればキリがないが、フィールドに着き場内を見回しココだと決めるのも楽しいもの。
ただ様々な不具合に気付き、次回は場所を変え向きを変えあそこだったら良かったかもな…
とキャンプナレッジを積み重ねていく、それも一つの習熟度だと思う。
今回は、そんな設営を楽しむという部分において、冬キャンとタープというこの組み合わせは
厳冬期、いかなるレイアウトが理想なのか?そんな事をテーマに設営を試みた。
持参したテントはluxe メガホーンII
ワンポールなので非常に設営が楽で、機能性も冬キャンに申し分ない。
ただ…我が家にとっては初めての参天
これまで数回に渡ってこの幕を張った時に考える所が、随所にあった。
先ずは
参天であるがゆえ、雨キャン時の出入りが結構なストレスである事。
2名使用時に幕の中にこもるシチュエーションでやはりそこそこ窮屈である事。
雨キャンや雪キャンとなると幕の中にこもるケースは多々あるものだが
オールインワンでこれだけあれば、何もかも出来るという使い方も悪くないのだが
トルテュなどツールームの広大なスペースには当然かなわないのも事実。
これを解決するのはタープをアドオンするしかないが…
天候が変わりやすく風も強く吹き気温の低い冬季キャンプで
設営するなら、どう張るのが理想なのか?
こんな前提条件を考えた。
低い気温→焚火でカバー→TATONKAがベスト
風による体感温度→TATONKAを切妻屋根の形で限りなく狭く張る
こんな頭の中のシミュレーションを形にしていく。
先ずはテントから設営をする。
通常ならタープから設営をした方が、レイアウト上のテント位置が確定しやすいものだが
今回はメガホーンのワンポールをタープポールとしても使用するので
このポールを位置固定してからタープを張れば、単独でも非常に簡単に設営可能だと踏んだ。
テント設営後正式位置にペグダウンを決め
その後一度ポールを外しタープを引っ掛ける。
通常ならテント幕体のテンションのみでの設営だが、TATONKAの大きさを考慮して
テント後ろにタープ専用のガイロープを張った。
その状態で、もう一方のタープポールを立てガイロープ2本でペグダウン。
この状態でタープは自立 あとは切妻型にタープを各々ペグダウンして完成だ。
メガホーンのポールを使用するという事は、仲間にイカと言われた頭の部分の帽子をどうするか?
考えどころだったが、今回はそのまま帽子のようにかぶせてヨシとした。
TATONKAでガラ空きになる表側については、このままではベンチレーションの効果が
上がり過ぎるため、ビニールをかけて蓋をした。
下から見上げるような絵ヅラでは分かりにくいが、TATONKAの屋根が腰の下辺りまでくる
テント後ろからの風には抜群の耐性を持ち、横風もそこそこ遮ってくれて目隠しにもなる。
焚火の熱はタープ下を循環するのか、氷点下になる迄、さほどの寒さは感じずにすんだ。
まとめ
強風〜暴風が予想される日はそもそもこの張り方はよろしくない。
メガホーンの華奢なポールはいちいちにして不安がつきまとうので
風の日は、ポールを太くすればもう少し磐石な印象を持てた。
TATONKAの横屋根を限界まで下げる事によるメリットが沢山あった。
現地は、一般の方の出入りが頻繁にあるようなキャンプ適地だったが、人の目も全く気にならず
タープからの眺めを限定する事で、大自然の中でキャンプをしているかの様な錯覚があった。
風の弱い日であれば、焚火熱の効果を存分に生かした冬らしいキャンプが出来
これを試すかの様に突然の雨に降られたが…
出入り時に雨濡れのストレスはゼロ、当然焚火も風以外の天候に左右されず
超快適に出来ました!
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