反省の初牛

劇団にひき

2015年03月02日 18:11

2015年初となる「牛」にいってきた。






このところ、色んな方々からご指摘のあった、直焚火の跡や、ゴミの不始末など、ますます悪くなる牛の現況確認をしたかったからだ。


荒天の週末金曜日、出撃かと準備は進めていたものの、時既に荒天真っ只中。


大和町は吹雪でホワイトアウトという情報が入ったり、ダム湖周辺のピンポイント予報では16mの風予報が出ており、大型幕を設営するには色んな意味であまりにリスクが高過ぎるという判断で一日おいての土曜朝の出撃となった。


到着すると、昨夜の天気を物語るフィールドコンディション。






サイトはどこも水浸しで、雪がある所は、解けはじめ、更に水たまりの面積を広げているという状況。


そもそも牛野ダムのサイトは水捌けという概念から言うと、決して褒められたものではないのは既知の事実。


それも手伝って、昨年、牛で経験した、荒天などによる鬱蒼とした気分がよみがえってきた。


天気自体は風が強い事を除けば、爽やかに晴れ、初夏を彷彿とさせるような午前中の日差しが眩しく降り注いでいた。



先客は四組、既に一組は片付けが終わり、いなくなっていた。
恐らく今片付けをしている方ももうじき設営を終えていなくなるだろう。


コンディションから判断すると設営場所は限られている。



撤退若しくは他のキャンプ地へ移動か?


難しい判断だった。


なぜなら、いつものメンバーが後発でやってくるからである。


さて、どうしたものか…。



そうこうしているうちに到着から1時間以上が経過し、1組がまたいなくなりコンディションは決してよくないものの、なんとか私たちの幕が張れる程度のスペースが出来た。



「ここに居を構えるか。」



最終的な判断を下し、設営が開始された。






それが全てのトラブルの原因だったとは知る由もなかった。




私は人生に於いても、キャンプに於いても、なにか新しい事をはじめて、慣れた頃、必ず重大な失敗をしてきた。


致命的となる一歩手前くらいの重大な失敗だ。





結論から言うと、そのお陰で、私たちより前に設営完了をしていた、いちご家族に、多大なご迷惑をかけてしまった事が、実に心残りとなるキャンプになった。


そもそも、私達夫婦は昨年まで、二人だけのキャンプを楽しんできた。


季節の移り変わりや虫の声を楽しみ、日常を忘れ、自然への回帰をする。





何も考える事なく、景色を眺め、グラスを揺らし、小さな音で音楽を聴いたり、他愛もない夫婦の会話を小競合いを含めて楽しんできたように思う。


そんな中、近くに拠点を作られ、夜中までバカ騒ぎを繰り返し楽しそうにしているグループキャンパー達を見ては…楽しそうだなぁ~中に入れてもらいたいなぁ~と思う反面、夜のキャンプ場は音が響く事もあり、どんなに距離を取っても話声や笑い声が耳から離れず、眠れなかったり、忌々しく感じる被害者でもあった。


そんな経験から、なるべくなら、他のキャンパーさん達に対するマナーやフィールドへの敬意は片時も忘れてはいけないものだと言い聞かせ、例えば妻に関しては、前回の平筒沼の際も、他のグループさんに夜間お声掛けをさせて頂いたり、何か食べ物を配ったりという配慮は欠かさず行っていたし、不用意に捨てられた誰かのタバコの吸い殻などを見つければ片付けたものだった。



しかし、今回、限られた設営場所というシチュエーションから、お隣ご家族には多大に不快な思いをさせてしまった。








過去記事をご覧頂いている皆さんにはもうお分かりかと思います。


グルキャンの楽しさにスッカリ浮かれ、酒に溺れ迷惑も顧みず、苦情の発生となりました。


本来であれば、キャンプ場の清掃や、現況を伝えるために訪れた「牛」の筈が、別な意味で私自身が実に初歩的なマナー違反を犯していたという笑えるくらい滑稽な大失態。


思ったのは、被害者である事よりも加害者になってしまったという自責の念の方がダメージは大きいということ。


こんな思いはしないに越した事はない上、キャンプを楽しむという行為には程遠い感情が生まれました。


今後は、時と場所をわきまえ、皆さんのお手本となるような自立したキャンパーを目指していこうと思った次第です。


きっと当ブログをご覧頂いていると思います、ケジメとして、この場をお借りして再度お詫び申し上げます。


申し訳ございませんでしたm(_ _)m
海より深く反省しております。






最後に…

撤収時、雨がザーザー降りだったこともあり、大した清掃は出来ないものの、誰かが吸ったタバコの吸い殻や誰かが残した焚火後の簡単な片付けは予定通り行いました。






出会いを楽しむのもキャンプの醍醐味であることに変わりはありません。
語り尽くされた事ですが、節度やルールというのは、そこに居るお互いが楽しく過ごす為にあるものなのだという事。


また何処かのキャンプ場でお会いした際には、この日の苦言を
お伺いしながら、お酒を酌み交わしたいと思っております。



それがキャンプ。



恥をしのんで、今回のご報告とさせて頂きます。


PS: 色んな議論はあるかと思いますが、コメントクローズという形で今の気持ちだけ述べさせて頂いた件について、保身のつもりのように受け止められてしまうのも不本意ですので、コメントを解放させて頂きました。他人に迷惑を掛けてしまったキャンパーとしてお叱りは全て頂戴致します。


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