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今日もどこかで野遊びを…

とある夫婦の野遊びの記憶です

虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP

   

虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



キャンプ旅を終えるといつも困るのが

次の行先。

新しい場所、まだ見ぬ景色を

散々堪能してきた後の行先だからと言って

見劣りする様な場所を

選べなくなってしまうから。



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



こんな時は基本絶景キャンプ場と

相場は決まっているわけで

今回、我が家の引き出しの中でも

5本の指に入るキャンプ場

『神割崎キャンプ場』

に荷を下ろす事にしたのは

自然の成り行きだったと思う。



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



前回このキャンプ場を訪れた際は

先客がいた事もあり、あえて入場を控えた

第4サイトが大本命

今回こそキャンプ猫こむぎに

あの日と同じ景色を体験させたかった。

この日は先客が三組程度いたのだけれど

テントはなくオープンタープのみ

どうやら全組デイの利用であると判断し

無事、あの日と同じ第4サイト真ん中へ設営となった。



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



前々日に仕込んだ自家製ピクルスをアテに



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



クライヌリッシュ14年をソーダ割りで

乾杯とした。



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



今年の神割崎第4サイトは

私達にとっては特別なエリアであり

忘れ難い思い出の地



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



三月に永遠のお別れとなった愛猫ナツと

一緒にキャンプをした場所だから

あの日を思い出すのは実は…

今でも本当に辛くて。



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



妻は事あるごとに

涙ぐむそんなキャンプに

なってしまうのだけど

君と過ごしたあの日が甦る事は

心地よい事と記憶にとどめておこうと思うんだ。



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



あのキャンプがあったからこそ



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



ここにこむぎが居て今があるという事を



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



思い起こさせてくれて

あらためて前を向くきっかけになれば

それが一番いい。



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



あの日と同じ場所に居を構え



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



あの日と同じ夕陽に酔う



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



あぁ…すごいきれい。。


あの日よりも随分と焼けた空



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



これは明らかな夏の夕陽



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



夕陽は時間と共に

素晴らしいグラデーションを見せ



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



やがて闇を連れてきた。



せわしなく聞こえていた

ウミネコの鳴き声も数える程度に減り

遠く潮騒が耳に届いてきた。



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



もしあの時、猫連れキャンプを標榜せず

今、傍らにこむぎが居なかったなら



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



お通夜の様な夜になっていただろうね。



こむぎの天真爛漫さと

子猫ならではの可愛らしさに

この数ヶ月救われているのは間違いない。



これも一つの弔(とむら)いだと思えば



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



一周忌を待たずして

何度も何度も足を運ぶ



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



動機の一つになるのは悪いことじゃない。

ナツを思い出しては涙が滲み

こむぎを見ては笑顔になる

そんな時間が過ぎて行った。



妻とこむぎがテントinした後

静かに耳に届く波潮騒の中



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



今は亡き愛猫ナツを偲び

送り火に見立てた焚火を透かしながら

独りグラスを傾けていたら…

息を引き取る前のあのキャンプと

そこからの最後の一週間を

思い出してしまった。

フラッシュバックしたのは

あのキャンプの夜に現れた光の道



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



歩く体力など既にないのに

必死で私の膝の上を目指した君

きっと辛かったはずなのに

優しく撫でるとゴロゴロと喉を鳴らした君

そして、自力で体温が維持できず

何度背中をさすっても冷たくなっていった

最後の三日間の君



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



妻も私も君と過ごしたあの日々、君の姿が

そのまま目に焼き付いていて



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



頭の中で成仏することもなく

いまだ苦しんでいるよ。



月並みな表現をすれば

ペットロスは簡単には癒えなくて辛いって

そういうことなんだけど

そんな表現じゃ、この気持ちは

全然、正しく表せてなくて

つまりただのペットと人間の

関係という客観的事実以上の何かが

ペットロスという簡単過ぎて

事実のみの外国語表記に違和感があるのだと思う。



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



いつの日か君がいるそっちの世界に

僕達も行くことになる。

どうかその時は、あの日のように

膝の上にやって来て大いに甘えて欲しい。

純粋な気持ちでそう思う。




そうそう、新しく迎えた家族(こむぎ)は

君にしてあげられなかった全てを

注ぎ込んでいるよ。

きっと君が見守っていてくれているから

スクスクと元気一杯育って

今や何十泊も一緒にキャンプを楽しんだ。

君を思えば悲しみは消えないけれど

心配はいらない。

笑顔は沢山貰っているし



虹の橋へ旅立ったあの子に贈るLETTER CAMP



こんな感じで尻を叩かれたりしてるから

救われてるよね?


それがキャンプ



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この記事へのコメント
こんにちは
なにか、読んでると涙が滲んでくる記事でした。。。
ペットとの別れは、いつまで経っても忘れられないものですよね
新しい家族を迎えて笑顔にもなるし癒されるけれど、それとは全く別の痛みで…
最後まで家族を信頼して甘えてもくれる姿は忘れようもないです。

キャンプ猫こむぎちゃんとの楽しい思い出をたくさん積み重ねて、ナツちゃんにたくさん話して聞かせてあげられますように!

ちゃみちゃみ
2021年08月04日 11:24
こんにちは。「 まだ頭の中で成仏できていない」と半年経っても言っているようじゃ、あと少なくとも10年は神割崎に来れば夫婦でメソメソ しているでしょうな。でもそりゃ当たり前じゃないっすか!私でさえいまだに『なつ』を引きずっています。
「もっと○○してあげればよかったな」と、その想いをこむぎが受け取ってくれていれば、なつはちゃんと成仏していますよ、きっと。

私も昨年秋から駐車場のネコ達(めろりんの兄弟)も次々と倒れていき、とうとう母ネコの『アズ』1匹になってしまいました。やはり外にいるといろいろな危険やダメージも多く、3年から5年くらいしか生きられないんですよね。朝4時にお皿の回収に行くと、ふと車の影からいつものように尻尾をピン!と立ててミャーミャー言いながら体をスリ寄せて来るアイツ達が、今にも出てきてくれるような気になってしまい、その度にいつも「ごめんな」とメソメソしています。

ここで何か結論付けるようなコト言っても、何か悟りを見つけても、なつへの愛が深ければ深かっただけ引きずって、神割崎や他のキャンプ場などでオイオイと泣いていてもいいんじゃないっすかね。

ただそんな時に「劇団にひきさんですかぁ?」とニコニコ顔でちゃおちゅ〜る緊握りしめながらサイトに来てくれたハイテンションのキャンパーさんは、間違いなく『ドン引き』ですな。ww

Suika with CSuika with C
2021年08月04日 12:31
ちゃみさん

こんにちは!
コメント入れづらい記事にありがとうございます!
ペットロスと一括りにするには余りにダメージの大きい別れで、こむぎを可愛がって忘れようとしても必ずナッちゃんだったら?って思い出してしまう自分がいます泣
ただ、もしあの時こむぎと出会わなかったらと思うと更なる地獄だったなぁと思うのです。
いつかこむぎとの日々をナッちゃんに報告する…その考え方ありがたく参考にさせて頂きます!
劇団にひき劇団にひき
2021年08月04日 16:25
Suikaさん

こんにちは!
最愛のものを失うダメージ…これほどに深刻かと思い知っております汗
もう愛などいらぬ!と言って暴君と化した皇帝サウザーの気持ちってこんなだったんだろうなぁと思うんです笑
そりゃ死ぬまで神割崎に行くたびそんなキャンプになると思いますが…
全ての源は仰る通り『してあげればよかった』という後悔の念なのだと思います。
こむぎにはそうならないよう全てを注ぎ込んむことになるのですが…
ご近所の地域猫ちゃん達は里親さんのお世話をしてあげる事が最終的に長生きさせる事なのだと思いますがそれが彼ら達にとっていい事なのか悪いことなのかは分かりませんね。人の尺度などというちっぽけな思考が自然に勝ると思えません。
命について考える時が来るとはなぁ
2002年ワールドカップの年にロナウド君という雄猫を飼ったのが私と猫との始まりだったのですが…別れがあっても彼らと縁が持てた事は心の豊かさに直結してますので良かったと心根では思う自分がいます。
俺はサウザーにはなれないな…と笑
テン場でチャオちゅーる握りしめた人見たらこっちから声かける事にします!

劇団にひき劇団にひき
2021年08月04日 16:50
おはようございます。

なつちゃん、新盆で戻ってきてるかな~?
なつちゃんがパパとママを心配して
めぐり合わせたこむぎちゃん、
しっかりお役目をはたしてくれているようですよ♪
安心して待っていてあげてね^^


記事を読んでいるだけで自分のことのように
胸がきゅーっとなっちゃいます。

そうなんですよね。”こうしてあげればよかった”
という想いは何年経ってもなくならなくて。
新しい子を迎えてもその子にどれだけしてあげても
見送った子達のことはまるで昨日のことのように
事あるごとに思い出されて涙しちゃいます。
そしてきっと今の子を見送っても同じように思うのだろうと。

でもそれでいいんだと思うことにしています。
そうやって思い出すこと、
考えることがとても大切なことだと思うから。

歳を重ねるごとに虹の橋で会える日が近づいてるねと
思うとともに
今いる子達と過ごす日が減っていくのねと思うと
複雑な気持ちにもなり。

でもでも先の事、昔の事を悔やむことより
目の前にある毎日を少しでも後悔の少ないように
大切に過ごしていきたいですね(*^^*)

ナツちゃんの記事はいつも自分と重ねてしまって
まとまりない文章になってしまいすいません(涙)
みー
2021年08月05日 10:00
みーさん

おはようございます!
悔恨の情というのは、頭から離れないもので
こむぎと楽しくやっていてもいつも頭の片隅を
ズーッと占有しているんです汗

一番最初、私が飼っていた黒猫の時も
色んな後悔がありましたが、ナツに関しては
それ以上のものがあって、愛情なのか後悔なのか
こんな気持ちは時間と共に薄れていくものではない
そう強く感じてしまいます

過去が変えられない事は百も承知なのに
スパッと割り切れる日はそのうち来ますかね?

ただ、ひとつだけ救われているのは…
思い出を作ろうと意識して神割崎に連れて行き
一緒にキャンプをしたという事実がある事です^^
今思えば連れて行って本当に良かったと思ってます!

劇団にひき劇団にひき
2021年08月05日 10:22
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