盛夏の折、今季はキャンレポが

溜まりすぎていて記事になっていないキャンプが

かなり多くなってしまった。

中でも、夫婦二人の野遊びの記憶として

このレポはUPしておかなきゃ

そんな位置づけのキャンプだった。







何せ営地は綺麗な空色の紫陽花が正に満開

巷では7月最後の連休2日目

サービス業である我が家にとっては

こんなシチュエーションだと行先の確保が非常に難しいわけで

ここ数年、キャンプ場は休日ともなると　

どこも満サイトで連休の途中入場は

大抵断られてしまうという状況に四苦八苦する我が家なのだが…







そんな時のためのとっておきキャンプ場を

いつも意識して探してきたお陰で

今年はバッチリ！

『知る』はキャンプを救ってくれている。







時期的にも紫陽花満開という最高のサイトコンディション

梅雨真っ只中、雨の中の紫陽花を楽しみつつ

車で入場可能という実に貴重な芝生のフリーサイト

お客は地元民がほとんどで

我が家にとってはファイナルウェポン級の営地

よって場所の詳細については非公開とする。







今期の梅雨キャンプ全般を通して

雨設営というのはほとんどなかったわけだが

このキャンプも神通力は健在







高湿度ではあったが間一髪

雨設営を見事に免れた。
　






出発前

「久々にカクテルが飲みたいなぁ」

と妻の強い要望があり







それならばと、かき集めた洋酒を満載

「なんかこういうの久々かも」

年間の出撃が多すぎる我が家のキャンプ

新鮮さの演出は重要項目の一つ







先ずはタンカレーベースのジントニック
　
フレッシュライムをギュッと絞り入れ

苦味も楽しむ辛口仕様が妻の好み

トニックウォーターはシュウェップスじゃなく

ウィルキンソンが吉







この風味を残したまま次に作るのはモヒート

フレッシュライム＋フレッシュミント

設営後、鉄板で美味いスターティングの二杯







レモンサワーや酎ハイなんかと違って

ガツンと酔えるのがカクテルの良いところ

ストロング系酎ハイのようなケミカル感もなく

無論、何も考えずごくごく飲むと臨終してしまうので

雨のタープ下を楽しみつつゆっくりと







口に運んでは楽しむ時間は極上のものだ。

酎ハイやサワーがカクテルに変わるだけだけど

味わえるのは美味しさもさることながら

ほんのちょっとのリゾート感だったりする。







そういう意味では

大して経営的に上手く行ってない

グランピング施設でのソレよりも

リテラシーの深いキャンプができてるんじゃない？

そんな気分にご満悦の夫婦二人だった。







普段飲みのウィスキーもこの日は

ちょこっとグレードアップ

いつものジョニ赤ではなく

ワインカスクのジョニーウォーカー



創業200年を記念して現在ジョニーウォーカーでは

12人のブレンダーがそれぞれ

クラフトシリーズなる企画物ブレンダーズバッチを

リリースしているのだが…その中の一本がこれ。

ジョニ赤の様なスモーキーさはなく

果実味を連想させる酸味があり

ソーダ割りだと全くクセのないハイボールに

どちらかと言うと初心者向けでロックで飲むような

ウィスキーではない印象だった。







芝生に紫陽花が映え

雨キャンプの憂鬱はほんの少しもない。


大好きな地元の肉屋さんで購入した

鳥モモの丸ごと唐揚げを

STAUBで温めスターティングメニューとした。







STAUBは色んな使い方があるが…



例えば、出来合いのものを温めるようなケースでは

先ずは鍋だけをひたすら加熱(プレヒート)し

充分に熱を溜め込んだ頃合いを見計らって火を止め

あとは食材を入れて熱がまわる迄の数分待つだけ

この運用は失敗がなく

レンチンより数倍美味しく仕上がる。







7月の終わりにしてこの気温

今が夏である事を忘れさせるこの涼しさは

極上のもので心地の良い肌寒さでもあった。







先週の夕陽を堪能するキャンプの様な

劇的な光景がないシッポリなキャンプは

それはそれで気に入っていて







サイトを照らす暖かなランタンの灯りを楽しんだり

雨音に耳を傾けたり

満喫できてるなぁ〜

そんな思いが募るもの









そんなタイミングで遅まきながら

今宵の焚火に着火







グラスの中身もウィスキーに変えた。







フと見ると炊事場から猛烈な煙が上がっていた。

「ん？火事じゃない？」

…と思ったら昼間から炊事棟を占拠していた

ある意味無法な家族連れグループが花火を始めたようだった。







煙の多さに焦ったらしく

数人がうちわで扇いで煙を追い出しはじめる

どうやら想定の範囲を超えていたようだ。

雨だから仕方がないのだろうけれど…

水を汲みにきた人からどちらかと言えば白い目で見られ

煌々と灯りのついた屋根の下で花火

……………

「あれで風情を感じれるなら凄い事だよね」

「夏キャンプって感じじゃない？」笑







色んな人種が見て取れるのが夏キャンプ

人も自然の一部だと思えば腹を立てる必要もない。

私はと言えば…







一人、一喜一憂しながら

楢薪一本焚火にチェレンジ 笑







熾火がかなり溜まってても

炎をキープし続けるのは結構難しいしコツがいる。

こんな事が楽しめる夏の雨キャンが最高


それがキャンプ


寝酒には一刻者『茜』の水割りで〆

コレってちゃんと作ると

ほとんどカクテル







翌朝はマリネの仕込みからスタート







ズッキーニ、ベビーコーン、パプリカを油で炒め

マリネ液に浸け置いてから食す

カクテルにも良く合う一品。

二日目は久々のメンバーを集ってグルキャン







みんな喜んでくれるといいのだけど…

ご提供は5時間後、評判はなかなかだった。


それがキャンプ




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