普段とほんの少しだけ変わった事をする

これだけで新鮮味が加わり

より一層楽しめるのがキャンプ







と言っても…

そんなの毎週キャンプの我が家だからこそ

なのかもしれないけれど。

ランブルスコでの乾杯を終え

早速食事の準備に取り掛かる妻。

食事はと言えば…

ここはあいも変わらずのBBQ 笑

だとしても発泡赤ワインで頂く

焼肉はオツなもの。







夫婦二人、ランブルスコをついついガブ飲み

本当は一本じゃ少しもの足りないのだけれど

ちょっと足りないくらいを楽しむ…

いいや楽しめる年齢でもある。

ピートが薫るスペイサイドのシングルモルト



ベンリアックキュリオシタス10年が

あればこそ楽しめるという理屈。







傾きかけた西日に気付き、幕の中を整える。







随分と日も長くなったけれど

ここからやってくる寒さの備えは重要だから。







明かりの準備に勤しむ私の隣では

温泉どうしようかと妻が作戦を立てる。

混み合う時間帯を避けるためだ。







散々混み合っていた今年の冬のあだたらだけど

「今宵は、お風呂もガラガラだと思うよ」

流石に貸切ってわけじゃぁないが

個別サイトはわずか3組だったから。

日曜泊は昨年まで殆ど貸切りだった事を考えると

3組いるだけでもちょっと嬉しかったりして







温泉からサイトに戻ると

スッカリ暗くなっていた。







ワインを楽しみウィスキーで軽く酔い

酔い覚めに温泉で汗を流し

これからが本番とばかりにビールをカシュッ！







キャンプを抜きに考えても最高の休日であり


これだからキャンプはやめられない


こんな気持ちになるってもんだ。







ただ一つ

キャンプが他の宿泊と違う事と言えば

自ら動く事で、その満足が変わるということ。

私は明日朝の楽しみ満足のために

コーヒー生豆の焚火焙煎を







焚火による手網の焙煎も随分上手になり

焚火臭のコーヒーが作れるようになった。

燻製コーヒーとでも言おうか

この自家製燻製コーヒー

焙煎後の時間と共に味わいが変わってくるのだが

焚火臭が立ち始める3日目辺りまでは美味いが

それ以降は焚火臭と苦味が劇的に際立ち

5日目以降はクソ不味くなる。







不味いなぁなんて思いながら口に運ぶたび

キャンプ焚火を思い出すから嫌いになれない

変味コーヒー。

熾火が溜まったところで

妻がゴソゴソと荷物から取り出したのは塩スルメ

「これ今夜の楽しみだったんだよね！」







キャンプには死ぬほど美味いが沢山あるけれど

初めて食べた塩スルメ

正直ハマってしまった。







持ってないし出てくるわけがないけど

「日本酒持ってこーーい」

妻に言ってみたら

「潮っ気のあるピートウィスキーには合うんじゃない？」

意外にもよーーーくわかっている返答が帰ってきた。







幕の中では潮っ気は少ないけれど



ガツンとピートの効いたインドモルトで潮スルメを堪能。







妻が寝てしまってからも

眠い目をこすりながらチビチビと一人楽しんだ。

目をこすっているうちに重大な事実に気づく事に







眠くてこすってるのではなく痒いのだ。

これって…花粉のせい！！

外で過ごす時間が長いオープンタープ

まさか今年は二月から花粉に悩まされるとは

厄介な季節の到来を身をもって感じるのだった。


それがキャンプ




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