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今日もどこかで野遊びを…

とある夫婦の野遊びの記憶です

コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART

   

コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



この幕を最後に張ったのはGW明けの

日山キャンプ場だった。

ただでさえ美しい山の中腹、夕陽の丘には

ブルゴーニュの風が吹いているかのような錯覚があった。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



窓のあるテント


日本語に佇まいという単語があるけれど

この単語は私が思うに直訳の外国語はなく

翻訳するとappearanceだとかformだとかfigureとなるのだけれど

どう考えても佇まいという言葉の侘び寂び(わびさび)を含む

雰囲気まで表現しているように思えない。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



煉瓦色だった幕の色は年々薄くなっているけれど

窓際を含むテント全景の佇まいは未だ色褪せず

真冬の朝、この窓を眺めながらたてるコーヒーは

一杯1,000円以上の価値に相当するのだから

CABANONは我が家にとってかけがえのない幕に違いない。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



これほど素敵な窓付きテントという商品ジャンルが

なぜに日本に普及定着しないのかを考えたことがあった。

そもそも家屋に窓がありそこにカーテンをかけるのは

海外の文化だからと言ってしまえばそれまでなのだけど



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



日本のキャンパーのスタイルと価値観が

そうさせているのかも知れない。

日本のキャンプ場と言うのはそもそもが登山基地であったり

オートサイトならば景観よりもむしろ利便性に

その重きを置いている場合が多く

もし絶景を楽しもうと思えばそれはキャンプ場ではなく

金が落ちる万人向けの観光地となってしまうもの。

結果、テントに窓が必要なほど眺めが素晴らしいテン場は

極々少数というのが関の山という事になるのだが

そんな日本国内のキャンプ場において

テント窓が単に明かり取りという事以外に

大きな意味を感じ取れるのは

所有者に付与された最大の特権の様に思う事しばしば

本来ならば、日本のテントメーカーを含む

万人にこの良さを分かって欲しいものである。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



そんなCABANON NEPTUNE 3というビンテージテント

この幕のお陰で、我が家はただキャンプを楽しむだけの夫婦から

季節、景色を楽しめるキャンパーになったと思っている。


景色を持ち歩くという感覚

これこそが非日常であり究極のキャンプではあるまいか。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



当たり前のように毎週こいつを張っていた頃もあったけれど

幕も増え、いつしか、この幕でのキャンプは年に2〜3回となった。

それはビンテージテントの宿命とも呼べる事だが

物には寿命があるわけで壊れてしまえばそれまでとなってしまうから

大切に大切にここぞという時にだけ使う

そんな位置付けのテントとなった。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



そんなプレミアムフルコットン

使えば我が家最上級のキャンプとなるのだが…。

近年はテント入り口のファスナーに問題を抱えていた。

CABANONの純正ファスナーはコイルファスナー

ビスロン式が多い印象のあるテントだが

コイル式のエレガントさが採用の理由と思われる。

ブランドは日本が世界に誇る吉田製つまりYKKだった。

後述のキム君によると、大人気商品となったサーカスTC

この前期型はコイルファスナーだったが

コストの関係か強度の関係か後期型はビスロンに変更された経緯があるとかないとか

最もテンションのかかるファスナー下部が

いくつかコイル自体がいかれてしまい

閉じなくなったり開かなくなったりしていた。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



深夜、トイレに行こうとスライダーを下から上に

滑らせると…ん?

ん?

ん?

なんだこコイツ!

開かねーーーーし!!!

ああああああああああ!

やばい限界!!

そんなシチュエーションで必死で股間を押さえ

パニックに陥るキャンプも

一度や二度どころではなくなっていた。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



このままではその内「ビリッ!」

あの不吉極まりない音が聞こえてくる日も遠くない。

そんなわけで補修を依頼、ファスナーの全取っ替えをする事に。

依頼先は今や我が家の守護神とも呼べる

杜の都キャンプ工房ホイザネスペ

代表kimutimu君である。

これまで幾度となくTATONKA修理をお願いしたり

テーブル天板をオーダーしたりと正に

我が家にとっては「困った時のキム頼み」状態。

コットンテント特にビンテージ幕を保有するというのは

その喜びと共に定期的に訪れるトラブルをも抱えるという事なのだが

言うなればビンテージテントというジャンルにおいては

エンスージアストに近い感情を持つ我が家にとっては
(熱狂的な支持者)

彼が最上位であるフルコットンキャンプを

支えてくれている存在であると今回改めて感じた次第。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



因みにビンテージテントはファスナーの調子が悪くなると

手放すケースが多く、例えばヤフオクやメルカリなどで

出物を見つけそれが思いの外、安価な場合は

大抵ファスナーに問題が起こるのでご注意頂きたい。

無論キム君が助けてくれるのでご一報頂ければと思う。



コットン幕最強仕事人現わる!CABANON RESTART



納品時、キム君には、新たな企みを伝え目論見を託した。

彼がいるからこそ実現するその目論見…

まだ、ここでは伏せておこうと思う。

我が家が目指す最高最強の冬キャンプ

それは彼の両椀にかかっている。


これだからキャンプはやめられない



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