摂氏0度の最高キャンプでここ2年の振り返り@不動尊公園キャンプ場
目の前をゆっくり時間をかけ
ひらひらと綿毛のようなモノが飛んでいた(浮いていた。)
今回持参した薪はよく乾燥した楢のバタ薪と呼ばれる端材。
あまりの疲労感から普段焚火前の儀式にしている
バトニングさえ、する気になれず選んだわけで
おいそれと針葉樹薪のように
爆ぜたりもしていなかったのだが
防寒のために着ていた赤いダウンに気付かぬうちに穴があき
その羽毛の一部がふわふわと私の目線に浮遊しているというわけだ。
掴もうとすれば逃げて行き
辺りを暖かく照らす焚火の放射熱の狭間で
それは遊んでいるかの様だった。
掴もうとすると逃げて行く…人生において
何度も手にしかかったのだがこれまで
手に入れることのできなかったモノ
今度こそ と、それを追い続ける人生も決して悪くない。
揺らめく炎を眺めながらのシングルモルトが
恐ろしいほど美味かった。
100均で購入したプラ製のグラスは
カラカラと無機質で不躾な音を奏でるが
赤く輝く焚火の炎を写す液体の価値を考えると
全てが贅沢に感じてしまうのだから
キャンプはやめられない
日曜のIN、普段なら貸切りがデフォルトだが
この日はもう1組ご夫婦が滞在しており
いつもより安心の夜
そのご夫婦の奥さんから我が家の焚火周辺を
「BARみたいな焚火ですね」と褒められ
妻はご満悦だった。
私はと言えば、ウィスキーが美味すぎて
既に三杯が胃の中へ
気分的には次の一杯でTHE END
幕の中ではソーダ割りなどでひたすらアルコールを薄める飲み方になる。
焚火前最後の一杯としたのは
モカンボ ラム 20年
ダークラムの仄かな甘さとコニャックに似た香り
疲れと充実感が混ざり合う極上の酔い心地
妻は熾火で甘酒を温めた。
この熾火の直火シェラは優秀で
わずか二分たらずで飲み頃になる。
聴こえるか聴こえないかくらいの音で
流したのはコールポーターの曲。
フランクシナトラの野太くリッチなボーカルが
クリスマス前の12月キャンプによく似合っていた。
気温は1℃台、相当な寒さなはずなのに
焚火を眺めシナトラを聴くというその感覚情報は
心地よく暖かなものだった。
モカンボを飲み干したところで
幕に入ることにした。
幕の中に入ると…
12月とは思えない暖かさ
思いもしない感動が都度都度訪れるのがキャンプ。
水が凍るか凍らないかの摂氏温度帯は
気温20℃を感じた瞬間を感動に変える。
幕の中に設置した棚には
妻による細やかなクリスマス飾りがあしらわれていた。
今年はゴールドが吉 らしい。
アルパカストーブにはキノコと鶏尽くしの鍋が準備
1時間かけてコトコトじっくり手羽先と鶏モモ肉を煮
一度火から下ろして粗熱を取ると
手羽先の骨から出汁が出
再び火を入れたら極上鶏鍋の完成だ。
このキャンプで妻はヘンケルスもこみちモデルの包丁と
オリーブのまな板を誇らしげにデビューさせていた。
どうしてもキャンプでゾンビを観たくて
ウォーキング・デッドを上映するも…
夫婦二人には、それを観終えるほどの体力は残っておらず
21時過ぎ撃沈。
気付けば幕の中は25℃を上回っており
この気温がこのキャンプの集大成を物語る。
明けた朝
冷えた冷えた!の氷点下!
記憶に残るいいキャンプは決まってこんな朝で終わる。
二年間追い続けてきた目標は、まもなく達成の時を迎えようとしている。
残り三ヶ月、いよいよラストスパート
なんども繰り返した決意を胸に撤収だ。
それがキャンプ
にほんブログ村皆様の励ましにいつも感謝しております!
ひらひらと綿毛のようなモノが飛んでいた(浮いていた。)
今回持参した薪はよく乾燥した楢のバタ薪と呼ばれる端材。
あまりの疲労感から普段焚火前の儀式にしている
バトニングさえ、する気になれず選んだわけで
おいそれと針葉樹薪のように
爆ぜたりもしていなかったのだが
防寒のために着ていた赤いダウンに気付かぬうちに穴があき
その羽毛の一部がふわふわと私の目線に浮遊しているというわけだ。
掴もうとすれば逃げて行き
辺りを暖かく照らす焚火の放射熱の狭間で
それは遊んでいるかの様だった。
掴もうとすると逃げて行く…人生において
何度も手にしかかったのだがこれまで
手に入れることのできなかったモノ
今度こそ と、それを追い続ける人生も決して悪くない。
揺らめく炎を眺めながらのシングルモルトが
恐ろしいほど美味かった。
100均で購入したプラ製のグラスは
カラカラと無機質で不躾な音を奏でるが
赤く輝く焚火の炎を写す液体の価値を考えると
全てが贅沢に感じてしまうのだから
キャンプはやめられない
日曜のIN、普段なら貸切りがデフォルトだが
この日はもう1組ご夫婦が滞在しており
いつもより安心の夜
そのご夫婦の奥さんから我が家の焚火周辺を
「BARみたいな焚火ですね」と褒められ
妻はご満悦だった。
私はと言えば、ウィスキーが美味すぎて
既に三杯が胃の中へ
気分的には次の一杯でTHE END
幕の中ではソーダ割りなどでひたすらアルコールを薄める飲み方になる。
焚火前最後の一杯としたのは
モカンボ ラム 20年
ダークラムの仄かな甘さとコニャックに似た香り
疲れと充実感が混ざり合う極上の酔い心地
妻は熾火で甘酒を温めた。
この熾火の直火シェラは優秀で
わずか二分たらずで飲み頃になる。
聴こえるか聴こえないかくらいの音で
流したのはコールポーターの曲。
フランクシナトラの野太くリッチなボーカルが
クリスマス前の12月キャンプによく似合っていた。
気温は1℃台、相当な寒さなはずなのに
焚火を眺めシナトラを聴くというその感覚情報は
心地よく暖かなものだった。
モカンボを飲み干したところで
幕に入ることにした。
幕の中に入ると…
12月とは思えない暖かさ
思いもしない感動が都度都度訪れるのがキャンプ。
水が凍るか凍らないかの摂氏温度帯は
気温20℃を感じた瞬間を感動に変える。
幕の中に設置した棚には
妻による細やかなクリスマス飾りがあしらわれていた。
今年はゴールドが吉 らしい。
アルパカストーブにはキノコと鶏尽くしの鍋が準備
1時間かけてコトコトじっくり手羽先と鶏モモ肉を煮
一度火から下ろして粗熱を取ると
手羽先の骨から出汁が出
再び火を入れたら極上鶏鍋の完成だ。
このキャンプで妻はヘンケルスもこみちモデルの包丁と
オリーブのまな板を誇らしげにデビューさせていた。
どうしてもキャンプでゾンビを観たくて
ウォーキング・デッドを上映するも…
夫婦二人には、それを観終えるほどの体力は残っておらず
21時過ぎ撃沈。
気付けば幕の中は25℃を上回っており
この気温がこのキャンプの集大成を物語る。
明けた朝
冷えた冷えた!の氷点下!
記憶に残るいいキャンプは決まってこんな朝で終わる。
二年間追い続けてきた目標は、まもなく達成の時を迎えようとしている。
残り三ヶ月、いよいよラストスパート
なんども繰り返した決意を胸に撤収だ。
それがキャンプ
にほんブログ村皆様の励ましにいつも感謝しております!
この記事へのコメント
Merry Christmas!
またひとあし早いクリスマスキャンプの様相ですね。さすがに24日のイヴはお休みとれないのでしょうか?
あと3ヶ月間。どんなキャンプになるのでしょうね。楽しみです。
またひとあし早いクリスマスキャンプの様相ですね。さすがに24日のイヴはお休みとれないのでしょうか?
あと3ヶ月間。どんなキャンプになるのでしょうね。楽しみです。
おはようございます。
火に照らされるボトル・・・
いつ見ても素晴らしい写真!
朝一でも飲みたくなります。
私も久しく出れてないので
遊びたい心が駆り立てられました
火に照らされるボトル・・・
いつ見ても素晴らしい写真!
朝一でも飲みたくなります。
私も久しく出れてないので
遊びたい心が駆り立てられました
Suikaさん
こんにちは!
日曜は定休日なのでお休みなんです^^
そう言われると…イブでした笑
そもそも他国の宗教行事にドンちゃんやるというのは
商業主義の日本ならではなんて思ってしまう
へそ曲がりですので浮かれてるのは妻だけなのですが
楽しめるならさもありなんですね^^
こんにちは!
日曜は定休日なのでお休みなんです^^
そう言われると…イブでした笑
そもそも他国の宗教行事にドンちゃんやるというのは
商業主義の日本ならではなんて思ってしまう
へそ曲がりですので浮かれてるのは妻だけなのですが
楽しめるならさもありなんですね^^
外遊び屋さん
こんにちは!
炎がちょうど上がりボトルにバッチリ
映ったモノとか色々撮れたのですが
構図的に雰囲気が一番伝わるカットを選んでみました^^
焚火を囲んでのウィスキーはたまりませんね!
こんにちは!
炎がちょうど上がりボトルにバッチリ
映ったモノとか色々撮れたのですが
構図的に雰囲気が一番伝わるカットを選んでみました^^
焚火を囲んでのウィスキーはたまりませんね!
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