南三陸 神割崎キャンプ場にて









海を眺めながらやりたかった事。









シガーキャンプ in 神割崎









葉巻との出会いはかれこれ10年前。

シガーバーという単語も知らなかった頃、知人が海外旅行のお土産で

顧客に配ったその余り物を貰ったのが１本目だった。

タバコ愛好家である割に、それまで刻みタバコをパイプで吸ったり、

紙巻を自分でやる程度だった私にはオヤジくさく感じつつ、その強烈な芳香に

常習化する事はなかった。









キャンプをやるようになり、ちょくちょく葉巻を楽しむようになったのがほんの数年前の事。

焚火の前で、バーボンをやりながら吸った葉巻が衝撃的に酒との相性が良く

ウィスキー、ブランデー、赤ワインなど、葉巻との相性がいいという洋酒の数々と合わせるようになった。

当時訳も分からず手に入れたキューバ産プレミアムシガー コイーバ（COHIBA）

葉巻一本に数千円 恐ろしく高い買い物だった。



最終的に、キューバ産のこのロメオ イ ジュリエッタとバーボンというこの組合せを安定的に楽しむようになった。

価格が良心的で女性でも楽しめると言われる軽めのフレーバー


ロメオ イ ジュリエッタ 直訳するとロミオとジュリエット


誰もが知るシェークスピアの傑作戯曲だが、その当時、葉巻を手作業で巻く職人が退屈しないよう

工場では様々な物語が語られ、その中でも、職人達が最も好んだ物語が

ロミオとジュリエットだったという逸話にちなんで名付けられた。

葉巻好きなら誰しもが知るエピソードの一つ。


もちろん私にとっては、愛車アルファロメオつながりである事に相違ない。

ウィンストンチャーチルが愛し、ジェームズボンドが劇中で手にしている葉巻といえば

馴染みがあるだろう。



「あなたの名前は？」

ボンドガールが尋ねると決まって言うあの台詞

『ボンド…ジェームズボンド』



コレを言う時に、手にしている葉巻。









葉巻は着火に時間とコツがいる。

キャンプではみんなが持ってるSOTOののびーる君（私が命名）が役に立つ。

情緒はないが、着火の苦労が半減するし、風の影響を受けるキャンプではこれ一択。

はじめに外側の円周部分をライターで炙り温めてから中心部分に着火させるのがコツ。

こうする事で、ムラなく満遍なく燃焼が行われるようになる。

逆にこうしないと、一部分もしくは半分だけが燃えてしまったり、立ち消えしやすくなる。

灰の形を見れば、その人が葉巻に慣れた人かどうかが分かってしまうので

ココだけは押さえておきたい大人のたしなみという事。









吸い口は丸みを残してカットする。

こうすると尖った固い切り口がリップに当たらず、口当たりが悪くならない。









こんなシガーの手解きを手羽さんにしながら二人で煙を口の中で転がし

バーボンを口に運んだ。

葉巻なんて洋画の中でしか目にする事のない人にとってはプレミアムな経験になる

そう思って、どうしても今回無理して参加してくれた手羽さんには

手土産代わりに体験してもらいたかった。









結果…シガーのたしなみを理解した手羽さんが、葉巻にハマる事は恐らくないだろうが

普段飲まないバーボンウィスキーを飲み過ぎて、楽しく酔ってくれたと信じたい 笑





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