寒の戻りが明け、暖かい週末を迎えた。
先週は出張続き…しかも経費の都合でエコノミーオンリーの飛行機の長旅は、流石に腰痛を抱える私にはこたえた出張だった。


出掛けに妻には、金曜夕方には戻れるだろうから、目的地の選定も含めた準備をしていてくれるよう頼んでいたもののトランジットと車での移動を含めて約12時間かけて帰宅した私はすっかり気力を失いソファに横になったまま身体も思考も完全停止。


そうはいっても作戦会議と題し、夕食代わりに近所に飲みに行き妻とじっくりフィールドの選択に勤しんでその晩は床についた。






昨夜、あれだけネットを検索しまくり、候補地をいくつか選定していたが、その殆んどが通年営業はしておらず、問い合わせても、あと数日でオープンという結果に明け暮れること約2時間やっと、ここならOKだというキャンプ場を見つけた。







東北横断 往復約４００㌔超－山形県は酒田市のさらに北

山形県飽海郡遊佐町『西浜コテージ村キャンプ場』







せっかくの晴天の中距離旅と言う事で、宮城県内は国道を使い、立ち寄りのドライブをしながら目的地を目指す。







山形道に寒河江インターから乗ると日本百名山のひとつ月山が目に入る。







月山IC-湯殿山ICは高速は一旦途切れ、湯殿山ICからは日本海東北自動車道へ

山を下って平地になると、今度は鳥海山が出迎えてくれた。
写真では分かりにくいが、遠目に見ると、頂上付近だけに残る雪が浮いて見えた。







そうして終点酒田みなとICに到着、国道７号おばこおけさラインを約15分北上の後、目的地が見えた。


日帰り温泉である鳥海温泉保養センターあぽん西浜に併設された松林に囲まれたキャンプ場。


国道が近く、踏み切りも近くにあるため決して静かなキャンプ場とは言えないが、西には庄内砂丘が広がり日本海に沈む素晴らしい夕日が楽しめるのが最大の魅力。







午後三時過ぎの到着後、テントだけ設営を済ませ買出しに出た。

今日の日没は18:00　

16:00　くらいまで戻ればゆっくりする時間もあるはずだ。

空を見上げれば、真っ青なキャンバスに松がそびえるような景色、雲は全てなくなっていた。







リビングが完成。

夫婦水入らずでのキャンプも久し振り…。

お互い阿吽の呼吸で、着々と夜の宴席の準備は進んだ。







焚火台脇のあの場所に今夜はアレを設置する…







駐車場近くに陣を取ると、でこぼこが多く、所々に
テントサイズの平坦な場所があるためこのようなレイアウト。











一服を終えて、今夜の薪の準備にとりかかる。

地元遊佐のホムセンで手に入れた広葉樹薪だったので万が一にも火付きが悪かったりしたら面倒だ。



今回、管理人さんのご好意で焚火の許可を頂いております




切り株上での薪割りは力が入りやすく、安物の手斧でも一刀両断のあの快感が毎回訪れる。








薪割りをしているうちに夕刻の日差しに変わっていた。








ぼちぼち日没の時間がせまっていた。







「よし、行くか」

鳥海山がみるみる夕日に染められていく。









振り返ったその先に…



絵画のような光景が…



思わず息を呑んだ。









砂浜に出ると


そこには…


涙が出るほどの美しい夕日









ここに来て良かった。





中年になっても、やる事は若い頃と変わらない。








あ　　　漢字間違えた。


足跡の先を知りたくなったり…。








今夜のサイトにもってこいの、流木を集めた。


固いのに軽く、朝焚火にも使う完全乾燥状態が理想的。









それが


　　　　　　　　こうなる








トライポッドをランタンハンガーとして、そこから1本付け加えYの字の棒で支えた。

サービングカトラリーやシェラカップや火バサミなどの焚火道具を引っ掛けるためだったが…









我が家はシェラカップを使わない上、サービングカトラリーなどをかけるS字フックもトルテュに付けっぱなしだった！！



何も引っ掛けることなく　その2へ　つづく



追記：西浜キャンプ場は、オンシーズン時、花火焚火などは禁止とされていますが管理人さんより冬季間中のみ寒いので焚火して頂いて結構ですとの許可を頂いております。




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